福岡県糟屋郡内の中学校で、男子生徒が持ち込んだ拳銃を教諭が職員室で誤って発射する事故があり、県警は25日、生徒の父親で同郡内に住む飲食店経営の男(41)を銃刀法違反(加重所持)容疑で逮捕した。県警は入手経路などを調べている。 県警や学校によると、生徒が20日、教室にフィギュアを持ってきているのを男性教諭(25)らが見つけ、他の持ち物も検査したところ、拳銃や数発の実弾らしき物を発見。没収して職員室に保管した。 この男性教諭は23日午後5時頃、モデルガンと思い込んで職員室で拳銃に実弾を1発入れて引き金を引いたため、実弾が木製の椅子の脚に当たったという。この日は土曜日で、職員室には男性教諭と別の教諭の計2人しかおらず、けが人はいなかった。