特集 2008.02.01 阪神なんば線開業を控え、生まれ変わる難波駅周辺 激化する都市間競争へ広域なんば圏の次の一手は? ■阪神なんば線の開業により神戸方面からのダイレクトアクセスが実現 阪神電鉄は昨年8月、2009年春の開業を目指して整備を進めている新路線の名称を「阪神なんば線」に決定したと発表した。同線は、阪神西九条駅と近鉄難波駅を結ぶ3.4キロメートルの路線で、阪神電鉄などが出資する西大阪高速鉄道が建設を進めているもの。「九条」「ドーム前」「桜川」の3 駅が新設されるほか、阪神三宮駅と近鉄奈良駅間(約65.2キロ)での直通運転が予定されており、神戸・奈良間での移動の利便性向上が期待される。 広域なんば圏においても、神戸方面からの集客が期待される。三宮から難波への移動は、大阪駅(梅田駅)で地下鉄に乗り換える必要があるため、神戸方面からの集客は広域梅田圏に吸引されてきたが、同線の開業に