どのような組織形態であっても資金調達は常に悩みの種です。プロダクトやサービスを販売するにせよ、企業や行政の企画競争入札にチャレンジするにせよ、寄付を募るにせよ、選択肢はあっても、正解はなく、あるとすれば最適解があるかないかくらいです。 僕が育て上げネットを立ち上げたときの選択肢は、販売と入札、そして寄付を集めること。そして当時(2000年代前半)は寄付を集めることはほとんどあきらめていました。無業の若者のために寄付を募っても、帰ってくるのは「自己責任」か「親の責任」「教育の失敗」という言葉で、精神的にもつらいし、それよりは販売と入札に集中した方がいいと思ったからです。 もちろん、寄付者はいました。多くの場合、非常に関係性の深い方々からのもので、働いて幸せな状態になった若者がお給料の中から寄付してくれたり、その保護者の方であったり。 しかし、すごいひとたちがいるもので、インターネットを通じて