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ブックマーク / www.vice.com (9)

  • 新型コロナウイルスのパンデミックが環境にもたらした良い影響

    新型コロナウイルスのパンデミックで亡くなったひとの数は、世界で16万人を超えた(4月21日午前4時現在)。感染拡大により人間の生活、働き方、人との付き合い方が一変したが、そういった望まぬ影響だけでなく、光明を見い出せるような変化も現れている。 特に地球環境は、厳しいソーシャルディスタンシングの恩恵を受けている。ベネチア、ニューヨーク、武漢などでロックダウンが実施された数週間後には、市民が水質や大気汚染の改善を実感していた。 とはいえ、そういった変化が恒久的かどうかを判断するにはまだ早い。外出禁止令が解かれ、これまでの損失を補填するために企業が業務を2倍にするなどした場合、再び環境は悪化する、と指摘する専門家もいる。ただ、今私たちが目の当たりにしている改善は、より環境に優しい世界の姿を予告しているといえるだろう。 以下のイラストで、今回のパンデミックがいかに環境を救っているかをわかりやすく示

    新型コロナウイルスのパンデミックが環境にもたらした良い影響
    ymmtdisk
    ymmtdisk 2020/04/24
  • 家ごと真空パックに挑む奇想天外な写真家! PHOTOGRAPHERHALの続・インタビュー

    クラブやバーなどで、抱き合いキスするカップルを撮影した作品、カップルを自宅のバスタブに押し込めたシリーズ、そして、カップルを布団圧縮袋におさめ掃除機で空気を吸い取り極限まで密着させたプロジェクトなどを手がけてきたフォトグラファーハルの新作は、家族を家ごとビニールで包み込んだ作品。 そこでは、人間の個性は真空パックに包まれ、まるで、スーパーに並ぶ肉のように、際立った個体差を失い、均質化されて浮かび上がってくる。それは、SNS時代を象徴する行き過ぎた自己顕示欲への嘲笑、あるいは警鐘とも捉えられるかもしれない。 フォトグラファーハルの秘密を探るべく、被写体として名乗りを上げてくれたご夫婦との打ち合わせに同行させてもらった。 被写体候補のご夫婦宅を訪ねると、ハルは、開口一番撮影に関して話し始めた。 「今撮影しているシリーズは、もともとカップルを真空パックして白バックで撮るシリーズをやっていたのです

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  • カメラマン時代のキューブリックの写真にみる映画への布石

    スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)が、隔週刊行の米国写真誌『Look』に初めて写真を売ったとき、彼はまだ17歳だった。自身初のドキュメンタリー映画『拳闘試合の日』( Day of the Fight, 1951)のおよそ5年前、そして初の長編『恐怖と欲望』( Fear and Desire, 1953)の8年前の話だ。内気で高校に馴染めなかったという若きキューブリックは、ドキュメンタリー風の写真により、一躍有名になった。彼は、スナップ写真と演出された写真の両方を用いることで、その境界線を曖昧にしている。 彼が1945年からの5年間、『Look』のために撮影した1万3000枚の写真が、セントラルパーク北東部のニューヨーク市立博物館(Museum of the City of New York: MCNY)の企画展「Through a Different Lens:

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  • ヤクザ、女装、歌舞伎町…。 星玄人が描き撮る〈人間の血〉と〈街の血気〉 - VICE

    街を歩いていて、とても興味深いが、関われば、暴力的で恐ろしい結末に陥るかもしれない。あるいは、得体の知れないパワーにより、災いが降りかかるかもしれない。そんな物事に遭遇したとき、思わず目を背けてしまう。あるいは、見て見ぬ振りをして、こっそり気づかれないように、覗き見てみたりする。 法律や道徳はもちろん、自分の度量では、とても対処できないかもしれない、天才や幽霊、あるいは、自分とは異なりすぎて別世界で生きているように感じられる人々に出くわすと、好奇心と同時に恐怖が頭を過ぎる。自分が築き上げてきた価値観や、幸せに生きていると思っている命までも揺らぎかねないとビビりながらも、すべてを覆す新しい何かに期待して心が踊るのも確かである。 人それぞれ価値観は違うだろうが、勉学や仕事恋愛、子育てでも同じかもしれない。とても魅力的だが、自分自身が問われるだろう物事へ挑むとき、手は出すものの、尻込みし、後回

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  • 人間のはく製をつくらない理由。はく製職人が語る死生観 - VICE

    死亡した生き物の皮を剥ぎ詰め物をして、生きているときの外形を再現するはく製師の仕事。何のために、誰のために、はく製はあるのか。展示・標用につくられるのが一般的だが、亡くなったペットを慈しむために、はく製を希望する者も多い。かつて海外では狩猟で獲った生き物をトロフィがわりに、はく製にする文化もあったようだ。死が日常から遠ざけられている現代では、はく製は残酷なものだ、と考える人も少なくない。 「バカな仕事ですよ」と長谷川さんは言う。東京・経堂に工房を構えるはく製師は、昭和7年生まれの86歳。これまでこしらえてきた愛らしいはく製たちに囲まれ、我が子のように愛情を注ぎながら穏やかに暮らす。「バカな仕事」の真意を読み取るのは難しい。ただ50年以上はく製と向き合い、誰よりも〈はく製とは何か〉を自問自答してきたのではないだろうか。そんな職人の、人生のおしゃべり、そして、はく製製作の現場から見据える死生

    人間のはく製をつくらない理由。はく製職人が語る死生観 - VICE
    ymmtdisk
    ymmtdisk 2018/11/08
  • トランスジェンダー・タトゥーアーティストの魔術的世界観

    たいていのおとぎ話は、オオカミの里であり、魔女が住み、物の怪が跋扈する深い森への軽はずみな旅から始まる。ノエル・ロングホール(Noel’e Longhaul)のようなタトゥー・アーティストにとってウィルダネス(精神的荒野)は、交錯する「クイア」と「魔女」のアイデンティティ同様、未分化のソースからアートを生みだすための糸口でもある。古い子どものからはぎ取られたページのようなロングホールの作品のなかには、エドワード・ゴーリー(Edward Gorey)のイラストのような陰な優美さ、カラス、ねじれたつる、野生の花、肉獣など、民間伝承のなかに息衝く親しみ深い自然の図像が共存している。 マサチューセッツのグレート・フォールズをベースに活動する、25歳のアーティストでありミュージシャンであるロングホールは、数年を費やし、自身と友人にタトゥーを施しながらその技術を磨いた。ロングホールは、ロード・ア

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  • 若き写真家が見る歪んだ世界 vol.14 金川晋吾

    バイトを無断で休んだとき、寝坊をしたとき、不良に囲まれたとき、仕事で大失敗したとき、誰かに謝罪に行くとき、借金取りに追われているとき、浮気がバレたとき、予期せず子供ができたとき、などなどなど。事態の大小は様々あれど、たとえ一瞬でも、その場からいなくなりたいと頭をよぎった経験が誰にでもあるだろう。 現代社会の中で生きて行く前提では、そこから逃げると、後からより大変な事態を招くことが想起できるため、気まずさや恐怖、面倒臭さに、立ち向かうことになるのだが、、、。 若き写真家が見る歪んだ世界、第14回目は、度々蒸発を繰り返す自身の父親を撮影する金川晋吾の作品とインタビュー。 まず写真を始めたきっかけを教えてください。 高校生くらいから興味はあったんですけど、格的には大学に入ってからで。神戸大学の映画部と写真部に入ってたんですけど、最初は映画製作の方に興味があって、写真はちゃんとやらずにいたんです

    若き写真家が見る歪んだ世界 vol.14 金川晋吾
    ymmtdisk
    ymmtdisk 2016/07/20
  • 若き写真家が見る歪んだ世界 vol.13 西野壮平

    写真を始めたきっかけを教えてください。 写真は見るのも撮るのも小さい頃から好きでしたし、身近にあるものでしたが、突き刺さるほどのきっかけといえば、四国のお遍路さん(弘法大師(空海)の 足跡をたどり、八十八ヶ所の霊場を巡拝すること)です。 お遍路さんですか? そうなんです。あるとき、お遍路した経験のある知り合いのおばあさんから話を聞いて、単純に面白いと思って、すぐ4日後に行ったんですよ。テントと寝袋を持って。 お遍路さんの体験談を聞いて、どういうところに魅力を感じたんですか? その人は家庭内に不幸があった後に、その供養としてお遍路したそうです。歩くことで、何かを忘れていく、無になっていく作業ができたんだといっていて、なるほどと思って。自分自身は高校時代、デッサンや絵を書いていて、それで美大に進学したかったんです。ただ、作業自体は面白かったんですが、なにか違うなっていうモヤモヤしたものが消えな

    若き写真家が見る歪んだ世界 vol.13 西野壮平
  • フロリダ銃乱射事件が全米中のLGBTコミュニティに落とした影

    12日未明に発生し、50余名の犠牲者を出した銃乱射事件により、フロリダ州および、全米中のLGBTコミュニティに動揺が走った。 現地時間で12日の午前2時頃、ラテン音楽イベントを催していたフロリダ州オーランドにある人気のナイトクラブ「パルス(Pulse)」を銃器で武装したオマル・マティーン容疑者が襲撃、クラブ内で銃を乱射した。数時間にわたり人質を取り、立てこもったマティーン容疑者は、午前6時前に警察との銃撃戦の末に射殺された。 マティーン容疑者の父親、ミール・シディークはNBCニュースに対し、今回の事件は「宗教とは何も関係ない」と断じたが、数カ月前にマティーン容疑者はマイアミのダウンタウンで男性同士のキスを目撃し、激怒していた、とも取材に応えた。 「私たちがマイアミのベイサイドに行くと、人々は音楽をかけて楽しんでいた。そこで息子は、彼の、彼の息子の前で男性同士がキスするのを目撃し、激怒した

    フロリダ銃乱射事件が全米中のLGBTコミュニティに落とした影
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