新スタジアム寄付不足17億円、議会に問われ初めて説明 京都府、予算提案時は触れず 2020年3月8日 19:00 サンガスタジアム京セラ(京都府立京都スタジアム、亀岡市)の建設費を巡り、予定していた20億円の寄付が集まらず、府が不足分の17億円超を借金で賄う2019年度補正予算案を組んだ。府は議会の提案説明では触れず、委員会審議でただされ初めて公に説明した。府民の負担を増やす内容だけに、疑問の残る姿勢と言わざるを得ない。 府は当初、命名権収入を「寄付金20億円」に含め、建設に充てる予定だった。しかし、命名権を取得した京セラは20年間かけて毎年1億円、計20億円を府に支払うことを提案。建設のための寄付金に該当しなくなった。そこで本年度中に計上する「寄付金20億円」を穴埋めするため、補正予算を組んだ。 年度末の補正予算案は精算の意味合いが強く、議会でもめることが少ないのが通例だ。実際、問題を指