ソニーの据え置き型ゲーム機「プレイステーション(PS)4」向けに、スクウェア・エニックスの人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズの来春発売が発表された。PS用としては約10年ぶり。世界的なヒットとなったPS4も日本では不振で、任天堂の据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」の後塵を拝しているのが実情。今回ファン待望のゲーム投入で勢力図が変わる可能性も浮上し、3年連続営業赤字からの脱却を目指す任天堂による携帯型ゲーム機の新型発表もドラクエインパクトにかき消された格好だ。 壇上で「お帰りなさい」 ドラクエ発売が明らかにされた9月1日のソニーの報道陣向け発表会。ドラクエシリーズの生みの親で、ゲームプロデューサーの堀井雄二氏が登壇すると、進行役を務めたソニーのゲーム子会社取締役、盛田厚氏は「お帰りなさい」と声をかけた。 堀井氏は一瞬、戸惑ったような表情を見せたが、握手で応じ、新作の見どころを