ブックマーク / www.anlyznews.com (18)

  • 好景気に緊縮反対を訴える人々が見えていないモノ

    バブル期以来の高雇用で、上場企業の利益も2016年、2017年は過去最高益を記録したのに、緊縮反対を訴える人々が、「薔薇マークキャンペーン」なるものを展開している。ばら撒きの駄洒落で薔薇マークと言うのはどうかと思うが、それはさておき趣意書を拝読してみたのだが、色々と見えていない事、もしくは見たくない事が多いようだ。発起人らしき人々は何度か目にしていることなはずなのだが、一応、指摘しておきたい。 1. 細かい問題 「社会保障の充実」がされていないと言うのは、財政政策に関する基的な経緯を認識していない。1991年度に12兆円だった一般会計予算の社会保障関連費は、2018年度に33兆円になった。1991年度の歳入規模にあわせれば、社会保障関連費を3分の1にしないといけないが、増税と他の歳出項目の削減により社会保障関連支出を維持しようと言うのが「社会保障の充実・安定化」である*1。 「法人税を引

    好景気に緊縮反対を訴える人々が見えていないモノ
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2019/01/19
    年寄りが憎くて目先しか見えていない者の発想。世代間の分配とは老後の自分からカネを毟るようなもの。現役世代は貯蓄に励み不景気を招く。解消すべきは経済格差でそれは消費税では不可能。
  • ブロガーHagex刺殺犯「集団リンチがそんなに楽しいか?」

    アカウントも隠せるはてな匿名ダイアリーで、他のアカウントに罵詈雑言を浴びせていたユーザーが度重なる投稿削除とアカウント停止に腹を立てて、炎上事件ブロガーHagex氏を刺殺する事件が発生した。ネットでのやり取りにおける怨恨が理由だとしては、被害者を選ぶ必然性が薄いなどと色々と困惑が広がっているのだが、怨恨ではなくもっと捻った動機のようだ。この刺殺犯の投稿の断片を見ていると、そこに彼が主張したい規範があり、彼が感じていた世界が見出せ、そして犯行動機が見えてくる。 1. 刺殺犯が不正義だと感じていたこと 削除された刺殺犯の投稿のキャプチャー画像を見ると「…にしか言及していないゴミクズが何をほざいているんだか。集団リンチがそんなに楽しいか」と言うものがあり、ネット界隈の集団による非難について不満を表明している。実際、炎上ブロガーのはあちゅう氏とイケダハヤト氏の擁護者として知られていたようだ。 集団

    ブロガーHagex刺殺犯「集団リンチがそんなに楽しいか?」
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2018/06/29
    事実誤認。刺殺犯が求めていたのは正義では無く特権。https://anond.hatelabo.jp/20180628005112 の6月6日参照。『気に入らない人間を殺してにやにや』と他者を非難しながら自分は実行した。
  • 科学的に飲食店内の副流煙が有害と言えるのか?

    店内などを原則禁煙(完全分煙された喫煙室は設置可)にしようとする健康増進法改正案に関して、賛否が色々とあるようだ。この改正の正当化をしたいあまりに、科学的なエビデンスを過剰に喧伝している人々がいるので批判したい。疫学調査から得られた統計は有意性も効果量も弱いものであって、喫煙習慣による発がんリスク上昇を知らなければ、そんなに強い信念を持てない分析結果であるはずだ。 1. 個々の研究に有意性が無い 国立がん研究センターのプレスリリースで、統計的に有意な数字で相対肺がんリスクが1.28倍(女性に限ると1.31倍)と言う結果が得られていて、これが代表的な疫学的根拠(もしくはそれのまとめ)になると思う。 9の独立した学術論文の分析結果をつなぎ合わせたメタアナリシスになっており、参照されている個別の研究は、配偶者やその他家族の喫煙習慣により、肺がんによる罹患/死亡相対リスクが上昇するか見たもの

    科学的に飲食店内の副流煙が有害と言えるのか?
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2017/05/30
    発癌以外の害を認めない詭弁。フクイチ被害を過小評価する時にも使われた科学カルトの常套手段。科学的に飲食店内の禁煙が有害と言えるのか。言えないなら禁煙批判に科学的エビデンスは無い。詭弁は楽に捻り返せる。
  • 南京大虐殺論争に決着をつけるためのココ掘れワンワン

    はてなブックマークに棲息するネット界隈の左派勢力・はてサの皆様が、アパホテルに関する反論エントリーを二書いてきたので拝読してみた。しかし、指摘する2000年から作成中の犠牲者名簿はむしろ中国共産党が主張する30万人犠牲者説に根拠が薄い事を示しているし、当時正確な人口統計がないから住民数の増減は証拠にならないと言う主張は、人口推計値の上限を見て議論しても結論が同じ事を無視している。実際のところ南京事件の全貌が、良く分かっていない事は認めるべきであろう。決着をつけるには、中国共産党が自説の根拠としている紅卍字会と祟善堂の埋葬記録を元に、遺体の発掘調査を行なう必要がある。 1. 作成中の犠牲者名簿はアパホテルの主張を支持する 「誰かの妄想」では、犠牲者の名簿があると主張しているのだが、南京大虐殺犠牲者名簿は2000年に作成が開始された作成途中のリストで、その総数は中国政府が主張する30万人に届

    南京大虐殺論争に決着をつけるためのココ掘れワンワン
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2017/01/22
    『南京大虐殺論争に決着をつけるため』には人数が確定しても旧日本軍が戦争犯罪を犯した事実は揺るがないとバカウヨに理解させるだけでよい。ブログ主もその方向で貢献してはどうか。
  • 企業献金を禁止したら、教会とマフィアの影響力が強くなった

    拙速な制度改正は、予想外の結果を生む。ブラジルでは2015年9月に国営石油会社ペトロブラスの贈賄疑惑*1の余波を受けて選挙法が改正されて、政党及び候補者への企業献金が禁止され、個人献金も課税所得の10%以下に制限されたのだが、その結果、2016年の全国市長選は2012年と比較して6割以上献金が減った一方、教会とマフィアの影響力が強くなったそうだ(The Globe and Mail)。 教会の影響力が増すのはさもあらんと言った感じだが、裏社会の方は巧妙に取り締まり切れないところを突いているようだ。選挙管理委員会によると、何万もの生活保護給付(Bolsa Família)を受けている貧困層や失業者が不往相な額の寄付を行なっているそうだ。彼らが積極的に資金源に協力しているのか、勝手にIDを使った不正なのかは分かっていない。リオ大学Fundação Getulio Vargasの社会学者Amar

    企業献金を禁止したら、教会とマフィアの影響力が強くなった
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2016/11/03
    民主主義の欠陥。民主主義が抑えられるのは国家権力の横暴のみ。資本の力,宗教勢力,反社会的暴力組織から国民の自由を守るには力不足。
  • 円安でも輸出数量と投資が伸びていない

    新聞で製造業の国内回帰はよく報じられていると思うのだが、今のところは円安でも輸出数量と投資が伸びていない。どれぐらい伸びていないか、民間企業設備投資の季節調整済実質値、実質実行為替レート指数、実質輸出金額(≒輸出数量)を確認してみた。 急激に進んだ円安は、2007年の水準を上回っている。名目為替レートを見ると大した事は無さそうなのだが、内外のインフレ率の差が大きい。2007年を上回る輸出が期待されるが、そこまでは輸出数量は伸びていない。むしろリーマンショック後の円高の時期と同じ程度に留まっている。投資も輸出数量に見合ったものに留まる。 金利平価説を取るとゼロ金利状態の日の金融政策が為替レートに与える影響は限定的と言うことになる*1から、円安をアベノミクスの成果としていいのか迷うし、主要貿易相手国/地域である中国とEUの景気が良くないので輸出数量を理由に円安に効果が無いとは言えないが、今の

    円安でも輸出数量と投資が伸びていない
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2015/01/11
    アベノミクスの効果が期待よりも小さいのは確実。
  • ニュースの社会科学的な裏側: あずまん、ソーカル事件の余波にもっと苦しもうよ

    現代思想の専門家で、批評家・作家の東浩紀氏がソーカル事件で現代人文思想が風評被害に晒されていると嘆いているらしい*1。風評被害と言う所がひっかかった。物理学の比喩をハッタリで使っていたデリダの研究者である東氏からすると、重度に意味不明な文章を書いていたラカンと一緒にされるのが嫌なようだ*2が、同罪に思える。東氏の姿勢にソーカルが批判していた部分が見え隠れするからだ。 1. 数学・科学用語を濫用するポストモダンな現代思想家 ソーカル事件からおさらいしておこう。1994年にアラン・ソーカルが数学・科学用語をデタラメに使った論文を作成し、著名評論誌にそれを送ったところ掲載されてしまい、ソーカル自身は数学・科学用語の使い方が間違っている事しか指摘していないが、現代思想のデタラメさが露見した事件である。ソーカルが書いた『「知」の欺瞞』を見ると、ドゥールズ、デリダ、ガタリ、イリガライ、ラカン・・・とポ

    ニュースの社会科学的な裏側: あずまん、ソーカル事件の余波にもっと苦しもうよ
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2014/07/24
    『科学用語の使い方が間違っている』と指摘したソーカルを引き合いに出す記事に,『慣性航法』の使い方が間違っていると指摘するはてブ。容赦なし。
  • ユダヤ人国会議員「パレスチナ人の母親は皆殺しにすべき」

    ► 2024 (37) ► 8月 (3) ► 7月 (15) ► 6月 (1) ► 5月 (2) ► 4月 (4) ► 3月 (8) ► 2月 (3) ► 1月 (1) ► 2023 (71) ► 12月 (7) ► 11月 (2) ► 10月 (4) ► 9月 (10) ► 8月 (6) ► 7月 (6) ► 6月 (8) ► 5月 (5) ► 4月 (2) ► 3月 (6) ► 2月 (9) ► 1月 (6) ► 2022 (88) ► 12月 (3) ► 11月 (3) ► 10月 (7) ► 9月 (5) ► 8月 (9) ► 7月 (8) ► 6月 (9) ► 5月 (8) ► 4月 (8) ► 3月 (10) ► 2月 (11) ► 1月 (7) ► 2021 (64) ► 12月 (5) ► 11月 (6) ► 10月 (9) ► 9月 (4) ► 8月 (7) ► 7月 (

    ユダヤ人国会議員「パレスチナ人の母親は皆殺しにすべき」
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2014/07/19
    イスラエルの態度からは,これ以外の思惑を見出せない。ユダヤ人が迫害された歴史は,ユダヤ人による迫害の権利を意味しないのだが。
  • かけ算の順序にこだわる教師と出版社の皆様へ

    東北大学の黒木玄氏が“掛算の順序にこだわる教え方”に関して意見表明をしろとツイッターで呼びかけていた*1ので、微力ながら“掛算の順序にこだわる教え方”への反対意見を表明をしてみたい。 “掛算の順序にこだわる教え方”と言われても理解できない人が多いと思うが、小学校の算数で問題文と数式の構造を強く結びつける教え方だ。例えば1個100円のリンゴが5個ありその総計金額を求める場合、100×5=500と立式するのが正解になり、5×100=500が不正解になる。わけが分からない? ─ 私も良く分からない。 驚くべきことに、最近の小学校では交換法則(可換則)を教えた上で“掛算の順序にこだわる教え方”を続けているそうだ。毎年、秋口になると意味不明なバツを子供がもらっていると話題になる*2。ここ数日は、以下のような怪しい授業ガイドが出回っていた。 xとyと言う変数を使っているので小学6年生に教える内容のよう

    かけ算の順序にこだわる教師と出版社の皆様へ
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2013/11/20
    『文部科学省が介入すべき』『オカルト教育ですよ、これ』 そこで下村博文 文部科学大臣に期待を寄せるのは無駄かも。
  • 凶暴で大した会話をしないイルカは静岡県民的に取り扱うのが正しい

    人はイルカをべるぐらい(写真は『日を発掘「もの研」便り』から)なので、人権を与えようなんて露とも思わないのだが、欧米人はそうではない。どうも賢くて優しい特別な動物だと思っているようだ。 ところがイルカは残忍で、天敵が来たと言う警告やエサなどの情報をやり取りしないので、他の動物と比較して頭が良いとは言えないと言う研究が紹介され(Mail Online)、反響を呼んでいた。イルカには高い知能と道徳性があるから“人権”を認めるべきだと言う主張は、どうも正当化されないようだ。 セント・アンドリュー大学の海洋哺乳類の研究者によると、バンドウイルカは捕する目的も無く、ふざけてネズミイルカを探して殺すそうだ。また、6年間のオーストラリアの調査プロジェクトによると、雄イルカの集団は他の雄イルカに乗っかる示威行為を行い、血みどろの争いを引き起こす。そう言えばアイルランドでは水泳中の人間がイルカに襲

    凶暴で大した会話をしないイルカは静岡県民的に取り扱うのが正しい
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2013/09/15
    凶暴で話が通じないイルカ漁師が先に食べられるから止めた方が良い。
  • はてサが読むべき『在日・強制連行の神話』

    「在日・強制連行の神話」は、80年代から語られるようになった「在日韓国・朝鮮人は強制連行の被害者である」と言う誤解を、史料を元に否定した上で、なぜ誤解が生まれたかを丹念に記述している。要は在日韓国・朝鮮人の論者が捏造した神話だそうだ。著者の首都大学教授の鄭大均氏はエスニシティや日韓関係論の専門家で、この問題を語るに相応しい人物であろう。 1. 神話とその発生経緯の丁寧な説明 第1章で各所にある「在日は強制連行の被害者である」と言う記述を確認し、第2章でそれに対しての反論が紹介されている。第3章は在日一世たちの証言を紹介しつつ、第2章の反論を補強している。この章は興味深い話も多く、面白かった。第4章で朴慶植氏の「朝鮮人強制連行の記録」が誤解の源であり、その記述には不正確さがあること、朴慶植氏が北朝鮮の影響を強く受けていたことを指摘している。第5章は金嬉老事件に関して、梁石日氏、姜尚中氏、辛淑

    はてサが読むべき『在日・強制連行の神話』
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2013/05/03
    この本を読めば,オレも立派なネトウヨになれるのかな。コピペを撒き散らすようになるなら,マインド・ウイルスみたいなものか。
  • 右翼にも左翼にも勧めたい「韓国併合への道 完全版」

    韓国や在日韓国・朝鮮人の“歴史認識”には困惑する事が多い。しかし、彼らの主張の是非を判断する材料に事欠く人も多いであろう。中国史や欧州史のファンはいても、朝鮮半島史は人気では無いからだ。そんな知識の狭間を埋めてくれるのが、呉善花氏の「韓国併合への道 完全版」だ。 第1章から第10章までが、朝鮮半島から見た韓国併合までの政治史になっており、日清、日露戦争の経緯が描かれている。中華思想をより所とする古代社会的な朝鮮社会が、内部分裂を続けることにより、社会体制の刷新が出来ず、独立の維持に失敗していく様子が良く分かる。2012年の加筆により、第11章で併合後の日統治の実情が示され、第12章で現代の反日感情事情が語られている。 1. そもそも李氏朝鮮はダメな国だった 書では経済や風俗の描写がほとんど無いのだが、李氏朝鮮は古代社会的な側面を色濃く残し、極端に政府機能が弱かったようだ。奴隷のいる身分

    右翼にも左翼にも勧めたい「韓国併合への道 完全版」
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2013/05/03
    「遅れた民族を文明化してやったから感謝しろ」では,植民地主義そのもの。非難されて当然の理由が,ここにある。
  • 左派活動家と在特会が結託して新大久保で業務妨害

    新大久保の在特会*1の反韓デモを、デモ参加者を上回る人数の左派活動家の集団が取り囲み、デモを封殺したそうだ。左派の弁護士が誇らしげに語っている*2。これ、左派と在特会が結託して新大久保で業務妨害している事になりそうなのだが、左派の人々はそれでいいのであろうか? 在特会のデモは200名ぐらいの小規模なもので、政治的影響力など皆無だ。「死ね」「殺せ」と滅茶苦茶なメッセージを出し続けて、むしろ反韓デモの性質が良くないものだと、全国に知らしめている。政治目標を整理し、言葉を選ぶ事もできていない*3。 放置しておくのが、そしてだんだんとデモ参加者数が減っていくのをニヤニヤと見守るのが良いと思うのだが、『周辺住民に直接害悪を及ぼすためわざわざコリアタウンでやっている』そうで、『現状お上による取締りは難しい』そうだ。 在特会の反韓デモは、合法な業務妨害だと言うのは一理ある。反原発デモでも地元住民の邪魔だ

    左派活動家と在特会が結託して新大久保で業務妨害
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2013/04/02
    小賢しい。政治目標や戦略的思考の前に,まず各自の意見表明。小細工は後で良い。デモとは賢さのアピールではなく,人数による示威行為。
  • 維新の会の党綱領『維新八策』の藁人形論法、もしくは不整合な点

    /大阪維新の会の党綱領として『維新八策』が最終案として公開された(日経)。選挙対策もあるのだろうが、藁人形論法、もしくは不整合な点が散見される。もともと小さな政府による地方分権を主張していたのだが、橋下氏の持っている政策セットに大きな政府による中央集権的なものが多く、一貫性を持つのが難しくなっているようだ。 維新八策ではまず、『中央集権型国家から地方分権型国家へ』と言う理念を置いて、『国の役割を絞り込み』としている。しかし、続く部分で国と地方の役割分担が明確にされているわけではないし、『小さな政府』を意識しているようにも思えない。 教育問題は、国と地方の役割分担で不整合な点がある。『格差を世代間で固定化させないために、世界最高水準の教育を限りなく無償で提供する』と国が方針を決める一方で、『文科省を頂点とするピラミッド型教育行政から地方分権型教育行政へ』と地方行政の役割としている。『国の

    yoko-hirom
    yoko-hirom 2012/09/16
    橋下氏の主張の矛盾点の裏に,矛盾の無い真意が隠されている。自分が地方自治体の長の間は,地方分権で小さな政府。国政に進出するときは,中央集権で大きな政府。自己の権力を増大する方向で一貫している。
  • 石原慎太郎の冒険の終わり

    東京都知事の石原慎太郎氏の日外交を危機に晒すための冒険が終わったようだ。政府が尖閣諸島を購入することになった。 尖閣諸島に船溜などの施設を建設して日の実効支配を誇示すると言うものだが、国際法や軍事面から見て意味が無く、国際的には尖閣諸島に“紛争”がある事を宣伝してしまい、中国人民を挑発するだけだからだ。既に中国でデモから暴動も発生しているが、これに拍車をかける意味が無い。 日側の主張を中国政府や中国国民に通すには粘り強い広報活動は求められ、稚拙な挑発行為は回避すべきように思われる。 1. 国際法上は意味が無い 国際法では紛争発生後の実効支配は法的根拠とならない。ゆえに1971年以降の日中の行動は領有権の根拠にならないし、そもそも徴税など政府活動が重要になり、建設物が実効支配の根拠にはならないようだ*1。国際世論を考えても、実行支配しており領土問題は無いとしている日が国際社会にアピー

    石原慎太郎の冒険の終わり
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2012/09/16
    そして,混乱だけが残った。尖閣諸島は,日本国の領土として残り続けることが出来るだろうか。
  • 家賃に見る価格の下方硬直性

    デフレの問題は大きく二つあり、実質金利の高止まりと、価格の調整速度の低下だと考えられる。物価が下がっているのに後者が問題になるとは考えられない人もいるようだが、価格の調整が速い家電製品のような財がある一方で、賃金等の調整は遅いと思われている。そして意外に価格が下落しないモノを見つけた。家賃だ。 1986年はバブル前の円高不況で1987年ぐらいから地価や株価が上昇しはじめたのだが、1992年に土地バブルが弾けた後も2003年ぐらいまで家賃は上昇し続けている。土地は借家やアパートなどの主要な投入要素の一つだが、11年ぐらいラグがあるわけだ。そして地価は80年代の水準に下がったのに、家賃は高止まりを続けている。 教科書的なミクロ経済学の説明では、地価が下がって家賃が高止まりしているのであれば、土地を買収して大家を始める人が出てくるので、家賃が下がるか土地があがるかして、両者の価格推移は安定的にな

    家賃に見る価格の下方硬直性
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2012/04/21
    価格破壊者が現れないのは何故だろう。賃貸住宅界のYahoo!BBみたいな。
  • 東海地震の発生『確率』に振り回される官邸

    菅首相が浜岡原発の全面停止要請を行った。経済産業省の発表によると、浜岡原発の地震・津波対策は経済産業省・原子力安全・保安院が適切だと評価しているが、東海地震に備えてさらなる準備ができるまで、浜岡原発の全面停止を要請するものだ。原子力安全委員会の勧告でも無いし、法に基づく停止命令でもないので菅内閣の独断だと思われるが、東海地震の発生『確率』に振り回されている感が否めない。そもそも地震の発生確率に、学術的な強い根拠が無いことを誰か進言するべきであろう。 1. 発生確率87%は統計学的根拠を欠く 地震調査研究推進部の地震学の権威が発生確率87%を主張しているが、これが統計学的に非常識極まりない数字となっている。 東海地震は、684年、887年、1096年、1498年、1605年、1707年、1854年に発生したと考えられている。地震発生の間隔は、203年、209年、402年、107年、102年

    東海地震の発生『確率』に振り回される官邸
  • 地震の発生確率について、文系らしく説明してみる

    元総務大臣の竹中平蔵氏が、地震の発生確率についてラフに計算した数字をtwitterでつぶやいたので反響を呼んでいる。 この先一年、一ヶ月で考えれば確率は小さいと言いたかっただけなので、適当につぶやいたと思うのだが、『正しい確率計算』に関して錯綜した意見が飛び交っていたので、文系らしく説明してみる。 1. 周期性の有無で確率分布が変わる 地震の発生確率の予測は、まず確率分布を仮定し、過去の発生間隔をあてはめることになる。 ここで周期性が無い場合は指数分布を、周期性が有る場合は対数分布やワイブル分布、BPT分布をあてはめる事になる。 分布が変わると、大きく確率は変化する。特に指数分布と、その他の分布では何倍もの差になるので、どちらを採用するかで世界が変わる。 2. 確率分布はBPT 東海地震の発生確率の予測には、Brownian Passage Timeと呼ばれる確率分布が予測に使われている。

    地震の発生確率について、文系らしく説明してみる
    yoko-hirom
    yoko-hirom 2011/05/13
    浜岡原発停止の根拠となった数字87%についての検証
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