「あか抜けなかった」前田敦子はなぜAKBに合格し、センターに立てたのか 前田敦子は強烈なオーラの持ち主でしたが、それは生まれもっての才能というわけではありません。私は彼女が芸能界に入る前、オーディションのときから知っていますが、最初のころは特別なオーラを放つでもない、どちらかといえばあか抜けない女の子だったと記憶しています。 どうしてそんな子を合格させ、センターに立たせたかといえば、簡単にいうと「可能性」を感じたからです。 踊りも下手、歌も下手だけど、この子には何かありそうだ。この子をたたいたり、削ったり、野放しにしたり、放り投げたり、抱きしめたり、いろんなふうに料理したら、何か跳ね返ってくるものがあるんじゃないか──。 そう感じさせるものがあったから、彼女をAKB48に迎え入れたいと思ったのです。 その後の活躍はここで説明するまでもないでしょう。前田は期待にたがわぬ頑張りでみずからを変革