下北沢『般°若』(パンニャ)のカレーは、サラリとしているのに思いのほかパンチがある。口に含むと、コクと旨み、そして幾重にも重なりあうスパイスの香りが広がる。後からじんわりと追いかけてくる辛さも強い。ライスの上には、キャベツのマリネとトマト風味のピクルスがトッピングされているが、これがまたカレーと絶妙な取り合わせ。滋味深い味覚の奏でるハーモニーに洗練された“技”を感じさせる大人カレーなのだ。 「中学生の頃に、西宮駅(兵庫県)の北口によく通っていたカレー屋さんがあって、その味が忘れられなくて。今はもうそのお店はなくなってしまったのですが、それが自分の理想の味のベースになっています」そう語るのは、“キッチュ(kitsch)”という愛称でおなじみのタレント・松尾貴史さんだ。元来のカレー好きが高じて、この3月8日下北沢に念願のカレー店をオープンした。店の名は「般°若」。「パンニャ」と読む。古代イ
満天の星を、大切な人と仰ぎ見る。こんなにロマンティックなことはないだろう。光に溢れた都会では、空を見上げてもなかなか美しい夜空と出会うことはできない。それならば、こんなところへ出かけてみるのはいかがだろう。白金にあるプラネタリウムBARだ。 白金台の駅を出て、目黒通りを経由し外苑西通り、通称プラチナ通りへ入る。少し歩いていくと、屋上にドームのあるモダンなビルが見えてくる。期待に胸を膨らませつつ、最上階の5階でエレベーターを降りると、そこは暗闇の世界。夜の営業時間内、このバーには天候にかかわらず、いつでも500万個の星が降っているのだ。 「普通のバーではなく、ここにしかないコンセプトで、人を感動させられるような場を提供したい」と星好きのオーナー、白石洋介さんが思いついたのがプラネタリウムBARだった。「やるからには、日本にある多くのプラネタリウムよりは性能が良いものを」と、とことんこだわり、
世界には名だたる名器があふれるが、なかでもフランスのストウブ社製の鉄鍋は「いつか手に入れたいものリスト」の上位にあげられるはずだ。憧れの理由は、厚みのある鋳鉄鍋は熱を均等に伝え、素材の風味や栄養素を逃さず、素材の旨みを最大限に引き出すこと。その、質実剛健な姿からは、無骨だけど頼りになるヤツという雰囲気が醸し出されている。そんな男らしさみなぎるストウブの鍋は、1974年にフランスが誇る巨匠・3ツ星シェフであるポール・ボキューズ氏との共同開発で誕生した由緒正しきお坊ちゃま。以降、ジョエル・ロブション氏、アラン・パサール氏、ギィ・サヴォア氏をはじめとする名だたるシェフたちに愛され続けている。 (写真上)生産量が少なく、東京でお目にかかることはほとんどない熊本の銘柄豚を使用。その名の通り、山間を走って育てられた豚はほどよい歯ごたえとさっぱりした脂身が特長。バラ肉、もも肉、肩ロースの3種をちりめんキ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く