総務省は2021年3月10日、楽天モバイルに対し、個人情報の漏洩及び通信の秘密の漏洩に関する2つの事案に関して文書による行政指導を実施したと発表した。同社が行政指導を受けるのは7度目となる。 1つ目は、楽天モバイルが提供するコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」における個人情報の漏洩。2020年10月5日、既に回線契約を解約した利用者が登録していた登録名、プロファイル画像、連絡先の情報が、同じ番号を付与された新規回線契約者に対し閲覧可能となっていたことが発覚した。 楽天モバイルによると、回線契約の解除に伴い、電話番号にひも付く個人情報を完全に削除すべきところ、システムの不具合により、データが一部残る事象が発生したのが原因。個人情報の漏洩が確認された利用者は1人という。 2つ目は、同アプリの利用者が、別の利用者の発着信履歴、登録名、プロファイル画像、連絡先、チャット履歴といった