富士通の時田隆仁社長は2023年6月26日の株主総会で、子会社の富士通Japanを富士通に統合するとの観測に対し「今、富士通Japanで何かしようと考えていることは一切ない」と否定した。株主から、富士通Japanのさらなる再編の可能性について問われ、答えた。 日経クロステックは2023年3月28日付記事において、富士通が富士通Japanを早ければ2023年10月、遅くとも2024年4月までに統合する旨の情報が富士通グループ内で流れていると報じている。 時田社長は「(富士通本体が担う)グローバルなソリューションサービスを開発し提供することと併せて、しっかりと国や地域ごとにインプリ(実装)・ローカライズする体制が重要であり、そのために富士通Japanという会社を組成した」と強調。富士通本体と富士通Japanが分担する現状の体制が最善だとする考えを示した。 富士通Japanは2020年10月に、