パソコン、オーディオブック、電子ブックなど、今は本へアクセスする方法が幾つかあり読者が読みたいスタイルで本を読むことが出来ます。しかし紙媒体の本で読むという楽しみは、印刷されている情報に触れるだけの体験ではありません。紙の質感であったりページをめくるという行為が文字を読む体験に一層深みを与えてくれる場合があります。こうした理由から今後多くの方は紙媒体の本に手を取り続けることでしょう。 本を読む際にあると便利なアイテムといえば『栞』。ページ数が多い書籍だと、一日で読み終えることが出来ないので栞を挟んでおくと便利です。ページの角を折り曲げたり、紙切れなどを利用して栞代わりにするなど、どうしてもなくてはならない存在ではないですが、栞は読むという体験に別の価値を与えてくれる貴重なアイテムといえます。 栞の歴史は古く中世までさかのぼります。当時、書籍は大変貴重なものであったことから、ページを傷つけず