2017年4月、オープンイノベーションの全市的な推進を目的に「オープンイノベーション推進本部」を設立した横浜市。背景には、2016年12月の「官民データ活用推進基本法」施行と、2017年3月に制定した「官民データ活用推進基本条例」があった。 推進本部では「データマネジメントプロジェクト」と「先進的公民連携プロジェクト」の2つに取り組んでいる。 前者で行うのは、法の理念を実現するための、条例に基づいた横浜市官民データ活用推進計画の策定であり、今後、データを重視した政策の推進に向けた人材育成、さらなるオープンデータ化などを進める。 後者では、先進的な公民連携案件を推進しており、AIやIoTなどの最新技術を活用した案件も含まれる。大型の案件は、部署間の調整が必要なため、推進本部が入ることでスピードアップを狙う。 こうした取り組みをCIOである副市長をトップとした横断的な推進体制により行っている点