未払い残業代約４億円 気仙沼市が支給へ | 河北新報オンラインニュース
未払い残業代約４億円 気仙沼市が支給へ 気仙沼市は２７日、東日本大震災後に一部が未払いとなっている時間外賃金の対応策を発表した。２０１２～１４年度に職員延べ１６１５人への未払い残業代が３億８９５０万円に上り、市が全額を支給することで労使間で合意した。被災自治体職員への未払い残業代がこれほど巨額になるのは異例。 １２月４日開会の市議会１２月定例会に提案する１５年度一般会計補正予算に未払い分を一括計上する。財源は国の震災復興特別交付金を充て、年度内に支給する。 市は、今春に職員２人から残業代の一部が支払われていないと提訴されたのを受け、市職労と合同で１２～１４年度を全庁的に調査。未払い対象となる一般職員は毎年５００人台（幹部職員を除く）おり、金額は１２年度１億５１６０万円、１３年度１億３８２０万円、１４年度９９００万円に上ることが分かった。市によると、県内の他の被災自治体に比べると、気仙沼
改憲意見書めぐり応酬 自民会派が提出、可決 宮城県議会閉会 | 河北新報オンラインニュース
改憲意見書めぐり応酬 自民会派が提出、可決 宮城県議会閉会 宮城県議会６月定例会は最終日の３日、本会議を開き、憲法改正の早期実現を国会に求める意見書を賛成多数で可決した。安倍政権が１日、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定に踏み切った直後とあって、賛成と反対の会派間で討論の応酬が繰り広げられた。 採決は、自民党・県民会議、公明党県議団、２１世紀クラブ、最速復興県民の会などの賛成３９、改革みやぎ、社民党県議団、共産党県議団、みんなの党・無所属の会の反対１９となった。 提出者の自民党の池田憲彦議員（石巻・牡鹿）は「東アジア情勢の劇的変化など一刻の猶予もない中で、国は憲法改正を急ぐべきだ」と説明。 これに対し、改革みやぎの遊佐美由紀議員（仙台・青葉）は「閣議決定に怒りの声がある中で意見書を認めると、良識のなさを全国に広めることになる」と反対した。 意見書提出に向け、自民党は年初から勉強会
河北新報 東北のニュース／共徳丸 消えゆく船体 気仙沼・解体作業大詰め
共徳丸 消えゆく船体 気仙沼・解体作業大詰め １０月１９日 船体の大半が切り取られた １０月９日 船首と船尾の切断が完了 ９月２５日 船首の上部が取り外された ９月３日 解体前 東日本大震災の津波で宮城県気仙沼市の内陸部に打ち上げられた大型漁船「第１８共徳丸」（３３０トン）の解体が大詰めを迎えている。現場が１９日、報道陣に公開された。 解体作業は９月９日に始まり、全工程の８割が終了。全長５０メートルあった船体は船首と船尾部分が切断され約３０メートルに、高さも約２メートルになった。約１０人の作業員が連日、船倉を重機で砕き、リサイクルに回す部品と廃棄物とに分別している。 解体工事は１９日に完了する予定だったが、分別に時間を要したり、台風で中断したりして１週間ほど遅れた。本体解体は２２日ごろに完了し、月末には撤去される。 作業を請け負った北海道室蘭市のＮＰＯ法人「シップリサイクル室蘭」の清
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