広島原爆:「黒い雨」体験者の肺にウラン残存 http://mainichi.jp/select/news/20150608k0000m040111000c.html 日新聞 2015年06月08日 00時46分(最終更新 06月08日 06時02分) ◇広島大と長崎大チーム 「内部被ばく半世紀」裏付け 広島大と長崎大の研究グループは7日、広島原爆の「黒い雨」を体験した女性の肺組織にウランが残存し、現在も放射線を放出していることを示す痕跡 を初めて撮影したと明らかにした。女性は原爆投下時29歳で、80代で肺など3臓器に多重がんを発症し、94歳で死亡した。解析したのは1998年に切除 し保存されていた肺組織で、グループは「放射性降下物由来の核物質による内部被ばくが半世紀以上続いていたことが裏付けられた」としている。【高橋咲子、 加藤小夜】 広島市で7日に開かれた「原子爆弾後障害研究会」で報告し