日本人が大好きなウナギ。夏の土用の丑の日には「うな重」や「うな丼」が欠かせないという人も多いですよね。しかし、いまが最盛期のウナギの稚魚、シラスウナギ漁は、かつてない不漁。どうなってしまうのでしょう?養殖ウナギの生産日本一の鹿児島県には衝撃が広がっています。(鹿児島放送局記者 小林雄) シラスウナギ 国産ウナギのほとんどは養殖ものです。どうやって育てているか知っていますか? ウナギの生態はよくわかっていませんが、太平洋のマリアナ諸島付近でふ化したあと海流にのって、はるばる日本の川へとやってきます。 日本の沿岸にたどり着くころには、透き通った体の体長5、6センチ余りの状態に育ちます。それが「シラスウナギ」です。それをつかまえて、養殖の池で40センチくらいになるまで半年から1年ほどかけ育てて出荷しているんです。 その養殖ウナギの生産が盛んなのが鹿児島県です。生産量は日本一。シラスウナギの漁も盛