現在は JR 西日本、加古川駅の南に歩いて数分のところにある。老朽化し、兵庫県の県立病院の中では、兵庫県立塚口病院と並んで機能上の特色の乏しい病院である。 救命救急、高次救急ができる設備も人員もいない。周囲には、加古川市民病院ほか、公私の病院が複数あり、兵庫県立加古川病院は、ますます機能上の特色を打ち出しにくい状態であった。 元来、兵庫県の県立病院では、姫路循環器病センター、淡路病院などの救急を除き、救急や緊急事態に対応しきれなかった。緊急で血管造影をした医師に始末書を書かせ、この医師は退職した。また、緊急手術をしている手術室の扉の外で組合を代表する職員が待機する。こういう背景の県立病院の中でも県立加古川病院は組合活動が盛んである。 このたび、県立加古川病院が新設移転することが決定された。建設事業費 107 億円、設計管理費 3 億円強だ。 ----- 県立新加古川病院の整備概要について