いやぁ、NHKも急進的というか、官僚のお先棒どころか、二回りくらい先を突っ走った番組を作るものだと、感心した。 医療の現状を確保する、否むしろ「より良く」するために(これが、幻想であることを誰も語らない)、医師、特に研修医の専門選択・就職の自由を大幅に制限し、開業医には、勤務医同様の労働をさせる、という結論は、途中からミエミエであった。そこに持ってゆくために、発言者の発言も予め決めた、演出バッチリの番組であった。 コスト・クオリティ・アクセスの三つが、同時に成立しない状況になっていることを、行政による医師の完全な支配で乗り切ろうとしている。ここまで医療を破壊してきた行政に、一体何が出来るというのだろうか。 医師の教育に莫大な税金が用いられているといった根拠のないデマ(これを、研修医に語らせていた)や、医療崩壊で有名な英国を含め外国の医療制度の都合の良いところだけを持ち上げて日本も同様に医師