原発事故の際に放射性物質の広がりを、気象情報などを元に予測する「SPEEDI(スピーディー)」と呼ばれるシステムについて、国会の事故調査委員会は、予測に用いる気象情報の精度に限界があるなどとして、「初動の避難の根拠にできるほど正確性を持つものではない」という見解を示しました。 福島第一原発の事故では、SPEEDIの計算の前提となる放射性物質の放出源の情報が地震の影響で得られず、政府は震災当日から予測を計算していたにもかかわらず、一部を除いて1か月後以上公表していません。 このSPEEDIについて国会の事故調査委員会は「予測に用いる気象情報の精度に限界があり、雨や雪といった刻々と変わる気象情報を反映させて避難の指示を決定するには現実的に困難である」と評価しました。 そのうえで特に放出源の情報が得られない場合には、「初動の避難区域の設定の根拠にできるほど正確性を持つものではない」とという見解を
・三条 健です。 ・福島第一原発1号機は、東日本大震災が発生した3月11日の午後6時46分頃、すでにメルトダウン(炉心溶融)が始まり、翌12日の午後3時36分に水素爆発が起きている。水素爆発はメルトダウンしないと起きるわけがないのだが、政府がメルトダウンを認めたのは、それから2か月後のことである。 ・事故を起こした福島第一原発1〜4号機と同じ大津波に襲われながら、福島第一原発5、6号機、福島第二原発、女川原発、東海第二原発は事故にならなかった。 大津波は事故のきっかけにすぎず、メルトダウンに至った直接の原因は他にある。 ・全電源を喪失したか否かすなわち原子炉に冷却用の水を送り込むポンプを動かすための非常用発電機が1台でも生き残ったか否かの違いしかなかった! ・福島第一原発5・6号機の場合、幸運にも6号機の非常用ディーゼル発電機が1台だけ動いたおかげで5号機にも電力を融通して冷却を行なえた。
木の家をつくる建築家。国産材と自然素材で平和な家を作ります。戦争と放射能は人間と共存できません。地上から無くすためにはどうしたらいいのか、毎日考えています。 こんなニュースが流れているのを見て、ふと気になった IAEAがストレステスト検証へ 来日調査団が評価会合 2012.1.23 日本経済新聞 実際は下のNHKニュースにあるように、IAEAはテストの検証はしない。テスト結果を保安院が審査した、その審査の”方法”だけを検証するだけ ということをIAEA自身が、わざと明確に発言している。審査”内容”の検証ですらないらしい。 IAEA 運転再開は日本の判断で 2012.2.23 NHK (IAEAの)団長は「私たちの調査は、テストの審査方法が適切かを判断するためで、原発の運転再開は日本政府が責任をもって判断すべきだ」と述べた あきらかにIAEAは、原発の再稼働について他人事のように突き放してい
東京電力は28日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉建屋内を撮影した動画を公開した。この動画は、千葉工業大学・国際レスキューシステム研究機構・東北大学を中心とするグループが開発した撮影用ロボット「Quince」によって24日に撮影された。 冷間停止中の3号機は現在注水作業が続けられている。今回の撮影では前方・後方そして下部のカメラからの映像が同時に表示されており、原子炉建屋の中の様子が明らかになっている。
あの震災が発生してから3ヶ月、個人的な日記として「ボランティア日記」はつけたものの、やはりIt's a ...はデジタルガジェットをテーマとしたBlogであるということで、原発関連の話題に触れるのは、僕個人のtwitterだけに留めてきました。 しかし今回どうしても見過ごせない話が出てきたので、この話はBlogに書き記しておくことにします。デジタルガジェットの記事を期待している読者の皆さん、ごめんなさい。興味のない方は今回は読み飛ばしていただけると幸いです。 で、その見過ごせない話とは何か、民主党の原口一博議員が、6月2日に記者会見を開いて指摘したこの話。 「福島第一原発の安全装置は8年前に外されていた」原口氏が衝撃の告発(BLOGOS) 記者会見のUSTERAM 福島第一原発 削除されていた蒸気系凝縮機能(原口議員のFacebookページ) 何と「福島第一原子力発電所(以下F1原発)で、
福島第一原発の放射能漏れ事故を受け、役所機能を移し、住民とともに避難を続ける周辺自治体。疲労の色を濃くする首長たちは敏感に反応し、表情には憤りと戸惑いが交錯した。 「もう10年も20年も住めないなんて心ない話をするとは。国を治める人の発言だとは思えない。我慢がならない」 13日夜。飯舘村の長泥コミュニティーセンター。菅野村長は180人の村民を前に、泣いた。国から指示された計画的避難について説明しながら、「できるだけ早く帰れるようにすると言うのが政治家の役目のはず。抗議をしたい」と声を震わせた。 避難指示を受け、約100キロ離れた会津美里町に役場機能を移した楢葉町。草野孝町長は「みんな混乱する。一日も早く戻れるよう救済措置をしっかりやってほしい」と憤る。 広野町の山田基星町長は「首相という立場の人が、いとも簡単に発するべき言葉ではない。事前に自治体に説明もないし、そもそもこういう話が報道で出
福島第一原発の状態は毎日変化していて、収束に向かっているのかまだ予断を許さない状況なのか、なかなかわかりにくいと思います。 私は、「燃料棒の破損」というポイントに着目することが、問題を整理する一つのヒントになると思っています。これが多くの問題の発生源であり、今後、何が起ころうとも、これそのものが修復される見込みはないからです。 そこで、これについて自分の理解の範囲でまとめてみます。 燃料棒とは 原子力発電所の燃料は「ペレット」と呼ばれる、直径 1cm、高さ 1cmの円柱状のものとして作られます。そして、これが「燃料棒」と呼ばれる4mの金属製の管に入れられます。 事故がなければ、燃料のウランは、この燃料棒の中に入ったまま原子炉の中に入れられ、そこで核分裂反応によってエネルギーを取り出され、数年間の運転の後、やはり燃料棒の状態で、原子炉から取り出され、核廃棄物処理の工程に送られます。 つまり、
事故後、初めて開催された原子力安全委員会の定例会。右端が斑目春樹委員長=4日、東京・霞が関原子力安全委員会の位置づけ 原子力の安全確保の基本方針を決める原子力安全委員会の存在が、揺らいでいる。事故時には専門家の立場から政府や事業者に助言をする役割も担うことになっているが、福島第一原発の対応では本来の使命を十分に果たせていない。未曽有の大事故に、能力の限界を指摘する声も内部から上がっている。 安全委は内閣府に置かれ、省庁から独立した首相の諮問機関。作業員2人が死亡、住民ら約660人が被曝(ひばく)した核燃料施設JCOの臨界事故(1999年)の反省から、直接事業者を規制する原子力安全・保安院が経済産業省の中に設けられ、その保安院の安全規制を監視するお目付け役として、独立色を強めたはずだった。 安全委の委員は、原子力や放射線などの専門家5人。約100人の職員が事務局として支える。ふだんは安
木の家をつくる建築家。国産材と自然素材で平和な家を作ります。戦争と放射能は人間と共存できません。地上から無くすためにはどうしたらいいのか、毎日考えています。 ■放射線で癌になるのか チェルノブイリやスリーマイルではガンは増えていない、という御用学者や害説委員のデマに反論する。彼らがあげるデータはこれ http://bit.ly/feZnID なるほどチェルノブイリの86年から94年までは白血病増えていない。 http://twitpic.com/4dxqp5 しかしいくら探しても94年以降のデータが見あたらない。放射線の影響を見るのに8年目までしかデータがないのはオカシイ。 そしてこの記事。「第13回(2006年度)読売国際協力賞 日本チェルノブイリ連帯基金」 読売新聞が表彰した活動にこう書いてある。「事故後、ベラルーシ国内では小児甲状腺がんが72倍に増えた。」「一方、原発事故と白血病の因
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く