17歳男性にも400ml=献血基準、86年以来の大幅見直しへ−厚労省作業部会 2月17日10時11分配信 時事通信 献血推進の在り方を議論する厚生労働省の検討会(座長・清水勝医療法人西城病院理事)は17日、下部組織の専門家作業部会(同・高本滋愛知医大教授)から、現在18歳以上に認められている400ミリリットル献血について、男性に限り17歳にも認めるとする報告書の提示を受け、了承した。 これを受け同省は、来月の薬事・食品衛生審議会血液事業部会に諮り、来年度にも関連省令を改正する。献血基準の大幅改定は1986年以来。 厚労省研究班(主任研究者・河原和夫東京医科歯科大教授)が2006年度、17〜19歳の男性685人を対象に400ミリリットル採血を行い、健康被害について年齢別に比較。だるさなどの「不定愁訴」が17歳でやや高率だったが、全般的に目立った差はなく、「安全に施行可能」との見解を出して