日本郵政の西川善文社長の続投に鳩山邦夫総務相が反対している問題で、鳩山氏の更迭が不可避の情勢になった。鳩山氏は12日午前、首相官邸で麻生太郎首相に呼ばれ、西川氏の続投を認めない考えを改めて伝えた。会談の前の記者会見では、首相から要求されれば辞任する考えも示した。首相は衆院選を控え、問題をこれ以上長引かせると政権運営に影響すると判断、午後に再度鳩山氏を呼び、進退について決着を図るとみられる。 午前の会談は約40分間行われ、その後鳩山氏は記者団に対し「いろいろとしか言えない。私は自分の信念を全部申し上げたし、首相からもいろいろ質問があった」と述べ、進退には触れなかった。 鳩山氏は午前の閣議後の記者会見で「私の主張が受け入れられず、首相が西川氏続投を決めたら、罷免や辞任は十二分にあり得る」と述べた。 一方「首相に罷免されることが分かっていても主張は変えないか」との質問には、「そうだ。そんなことで