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  • REALTOKYO | Column | 浅田彰のドタバタ日記 | 第2回 2008年6月26日

    京都在住の批評家が日々の見聞や邂逅についてアト・ランダムに書き綴るメモランダム。ドタバタ紀行の跡を辿ると時代の動きが見えてくる……。(随時掲載) 前回、ハンス・ウルリッヒ・オブリストとともにメタボリズム周辺に関する大規模なインタヴュー集を準備しているレム・コールハースが、その一環として4月30日に行なった群馬県立近代美術館での磯崎新への公開インタヴューのことに触れた。その後、彼が「それにしても、丹下健三研究室の『東京計画1960』以後、あれに匹敵するほどヴィジョナリーな東京改造計画を見たことがない、これはいったいどういうことだろう?」と尋ねたのに応えて、私はおおよそ次のようなことを言った。 メタボリズムは生物のように新陳代謝する建築や都市を目指したけれど、それは資主義の「死の欲動」による建設と破壊の繰り返しとして、具体的には、下河辺淳(あなたもインタヴューした)や武村正義をブレーンとす

  • REALTOKYO | Column | 昭和40年会の東京案内 | 第15回:綱島温泉・東京園

    前回文字量がオーバーしてカットした分があるので、今回も僕が続けます。ただし文体は疲れるのでフツーに戻しますが……。 2年前東横線の綱島に住んでいて、駅の近くにある「綱島温泉」に週2回は通っていた。綱島は今では普通の住宅地だが、戦前は「東京の奥座敷」と呼ばれる温泉街で、芸者もたくさんいたそうだ。東京園は僅かに止めているその名残の一つ。 天然温泉なのに銭湯と同じ400円という良心的な入場料が、まずはありがたい(ただし1時間以内で出れば、もしくは夕方4時から入ればの値段で、昼間1時間を越えると800円と、ちょっとややこしい料金設定だが)。泉質は麻布十番や二子玉の「山河の湯」などと同じ、例のブラックコーヒーを4倍に希釈したような茶色いお湯。確かに肌はスベスベになる気がするが、薬効成分が濃すぎて、長く浸かると半日は足腰が立たなくなるほどグロッキーになるから、そのあと仕事が控えている人は注意が必

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