愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る署名偽造事件で、佐賀市内の貸会議室に集められたアルバイトによる署名の水増し作業が、当初の予定を超えて期限を過ぎた後も続けられていたとみられることが22日、関係者への取材で分かった。 もともと4日間の予定だったが、地方自治法違反の疑いで逮捕された運動事務局長の田中孝博容疑者(59)が進捗状況に不満を示したため、2回にわたり延長された。その結果、作業は署名集めの期限を過ぎた後も続いた。氏名や住所に加え、署名の日付も虚偽を記載したことになり、県警はアルバイトから任意で事情を聴くなどして詳しい経緯を調べる。