2013年12月21日のブックマーク (6件)

  • クルーグマン「TPP は大きな話だけど,ものすごい案件ですかね?」

    Paul Krugman, “The Pacific Trade Pact Is Big, but Is It a Huge Deal?,” Krugman & Co., December 19, 2013. TPP は大きな話だけど,ものすごい案件ですかね? by ポール・クルーグマン Edwin Koo/The New York Times Syndicate これまでに読者からこんな疑問の投稿をもらってる.環太平洋パートナーシップ協定 (TPP) の交渉について書いてないのはどうしてなの,っていう疑問のお便りだ.多くの人は,TPP はとても重大で,しかも悪しきものだとみてる. で,その理由:なんでこの交渉がとくに重要なのか,ぼくにはどうにもわかりかねてるんだよ. よくあるレトリックは――支持派も反対派もおなじように―― TPP に関わる経済の全体的な規模を強調する:「これには数億の人

    クルーグマン「TPP は大きな話だけど,ものすごい案件ですかね?」
    ystt
    ystt 2013/12/21
  • クルーグマン「格差はいまでもアメリカで決定的に重大な問題だ」

    Paul Krugman, “Inequality Remains a Critical Issue in the U.S.,” Krugman & Co., December 19, 2013. 格差はいまでもアメリカで決定的に重大な問題だ by ポール・クルーグマン VAN DAM/The New York Times Syndicate おどろくほど長い時間がかかったけど,格差がようやくアメリカの進歩派たちにとって際だった共通の問題として浮上しつつある――その進歩派のなかには,大統領も含まれる.こうなると,どうしても反動が起こるのは避けがたい.しかも,その反動は2立てだ. 1つは,「サードウェイ」みたいな団体からでてきてる.「トーキング・ポインツ・メモ」の編集者ジョッシュ・マーシャルは,最近の記事でその立場をいちばんうまく特徴づけている:「ここには,『サードウェイ』の質がよく現れ

    クルーグマン「格差はいまでもアメリカで決定的に重大な問題だ」
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    ystt 2013/12/21
  • 新重商主義(利潤主導・輸出主導型成長)からの転換 今でしょう!

    アダム・スミスの『諸国民の富』(1776年)が重商主義を批判し、政府の「見える手」にかえて「見えざる手」(利己的な個々人の行動がしばしば(frequently)公共の利益を最もよく実現することがあるという思想)、つまり自由放任主義を持ち出したことはよく知られている事実です。 ところで、その重商主義ですが、古典派以前にそれを支持した経済学者たちが、貿易収支の黒字をもたらすような政策を主張したことはよく知られている事実です。このことは、簡単に言えば、有効需要の原理から簡単に説明できます。 アダム・スミスも認めていたように、特に経済発展の初期の段階では、国内市場の規模がきわめて限られています。また、これもアダム・スミスがよく認識していたように、「規模の経済」または「規模に関する収穫逓増」が現実の経済では成立しています。したがって外国市場に輸出を拡大する(より正確には完成品の輸入を極力抑えて、貿易

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    ystt 2013/12/21
  • なぜ利益率の反転上昇が投資に結び付かないのか? - himaginary’s diary

    昨日紹介したPiketty論考を基に、クリス・ディローが資利益率と投資の関係について考察している。 以下はその概要。 資へのリターンが高いために富の集中が生じるというPiketty理論は、利益率が低下していくというマルクス主義への反証になっている、とTim Worstallは言うが、必ずしもそうではない。というのは、 マルクスは利益率の低下傾向について述べたに過ぎず、その傾向を逆転させ得る数多くの要因についても述べている。 マルクスの利益率の低下は、古典派経済学者の多くが共有していた「定常状態」という概念の焼き直しに過ぎない。即ち、いずれは収穫逓減が技術進歩に勝るようになり、経済成長が止まる、というものである。 米国の資産利益率を描画してみると、50年代から80年代初めに掛けて低下し、その後、ITバブル崩壊や金融危機による中断はあったものの、上昇している。 その傾向は、上位1%の所得シ

    なぜ利益率の反転上昇が投資に結び付かないのか? - himaginary’s diary
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    ystt 2013/12/21
  • バス運転手不足で初の検討会 NHKニュース

    バスの運転に必要な大型2種免許を持つ人が減り、数年後には大都市でも路線バスの運行が立ち行かなくなる可能性があるとして、国土交通省が、運転手の確保について話し合う検討会を初めて開きました。 国土交通省で開かれた初めての検討会には、交通政策の専門家やバス会社の経営者、それに運転手の労働組合の担当者など27人が出席しました。 バスの運転には大型2種免許が必要ですが、国によりますと、この免許を持つ人は、現在およそ102万人で、この15年間で20万人余り減りました。 これに伴って路線バスの運転手も、ピークだった昭和51年のおよそ10万7000人が、2年前にはおよそ8万人と、25%余り減っています。 このため国土交通省は、このまま減り続ければ数年後には大都市でも便数を減らしたり路線を廃止したりする会社が出てくる可能性があるとしています。 また検討会では、バスの運転手の平均年齢が、産業全体の労働者より6

    ystt
    ystt 2013/12/21
    検討も何も、「労働時間の長さに比べ、給与水準が低い」、「労働環境などが原因で運転手が集まらない状況」なら、まずは待遇を改善するしかないでしょ。
  • 長期における格差と資本主義 - himaginary’s diary

    昨日Piketty=Saezの資課税の論文を紹介したが、著者の一人であるPikettyが、来年3月に出版される自著「Capital in the Twenty-First Century」*1の紹介という形で資と格差についてヘルシンキで講演したという。タイラー・コーエンがその近刊はとても重要、とMRブログでアマゾンにリンクしたほか、FT AlphavilleでCardiff Garciaがヘルシンキ講演のpdf「Inequality & Capitalism in the Long-Run」にリンクし、それをデロングが取り上げている。 デロングは、Pikettyヘルシンキ講演の要点として以下の6つを挙げている。 旧世界(欧州と日)で成長率が低下するにつれ、我々はまたもや資優位の状況を目にしている。物理的資産やそれ以外の人間の技術に関係しない資産が社会全体の富に占める割合が増大してい

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    ystt 2013/12/21