米メリーランド州の小学校で、筆記体の練習をする児童(2013年10月15日撮影、資料写真)。(c)Robert MacPherson / AFP 【12月1日 AFP】クラスで誕生日が最も遅い子どもは、誕生日が早い子どもと比べて注意欠陥多動性障害(ADHD)と診断されやすい傾向にあるとする研究論文が今週、医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」に掲載され、ADHDの過剰診断をめぐる議論が再燃している。 ADHDの診断をめぐる問題は、特に米国で白熱した議論を呼んでいる。同国では2016年、2~17歳の子どもの5%がADHD治療薬を処方された。その影響を一番受けているのは、誕生日が最も遅い子どもで、2007~2012年に、ADHDと診断された2~5歳の子どもは50%増加した。 今回の研究では、9月1日までに少なくとも5歳になっ