NHKの人気番組「ブラタモリ」(3月でレギュラー放送終了)の誘致を目指してきた赤穂市の市民グループが、当初の目標を変更し、自分たちで赤穂の魅力を伝える動画をつくった。その名も「赤穂でブラモリ」。本家のタレント・タモリさんに似た人物を起用し、赤穂高校生とともに塩田や火山噴火跡などを巡る充実した内容に仕上げた。(小谷千穂) ■本物そっくり!?塩テーマに 同グループは「播州赤穂の塩・ジオ研究会」。市内の各地区でまちづくりに取り組む市民らが集まり、2021年に結成した。「ジオ」は地理、地質を意味する英語から付けた。地形や地質などを手掛かりに赤穂のいい所を多くの人に知ってもらおうと、ブラタモリ誘致を目標とした。 これまで、地球史研究所所長の乙藤洋一郎・神戸大学名誉教授ら専門家の協力を得て、赤穂が「日本一の塩の産地」となり得た理由を探す調査を実施。江戸時代の日本三大水道の一つ「旧赤穂上水道」や白亜紀の