北九州市若松区の市立小学校で1月、6年の男子児童の顔を蹴ってけがを負わせたとして、福岡県警若松署が男性教諭(20歳代)を傷害容疑で福岡地検小倉支部に書類送検したことが分かった。 送検は9日付。 捜査関係者によると、教諭は1月23日午前、保健室前の廊下で男児の顔を蹴り、鼻の下の骨を折るけがを負わせた疑い。男児は一時、意識を失って救急搬送された。保護者が翌24日、若松署に被害届を出していた。 市教委によると、男児は2時間目の授業後に体調不良を訴え、保健室で検温したが熱はなかった。インフルエンザの流行などで保健室がいっぱいだったため、教諭は男児に教室へ戻るよう指示したが、従わなかったため腹を立てたという。教諭は自宅謹慎の後、今月から市教委の施設で体罰防止の研修を受けている。