Windows XPからWindows 7への移行を妨げる要因の1つとして、Internet Explorer(IE)のバージョンの違いがよく挙げられる。Windows XPはデフォルトでInternet Explorer 6(IE6)が、Windows 7はInternet Explorer 8(IE8)がそれぞれ組み込まれている。IEのバージョン・ダウンはできないので、Windows XPからWindows 7へ移行すると、IEのバージョンは否応なしに8へ上がることになる。 IE6とIE8ではWebアプリケーションの挙動が異なる場合があることが問題視されがちだが、ユーザー・インターフェイス(UI)の違いによる使い勝手の変化も無視できない。例えば、ページ読み込みの中止やページ更新といった基本的な操作のためのボタンですら、位置やデザインが変更されている。こうした違いはシステム管理者ならすぐ