イスラム過激派組織「イスラム国」がインターネット上に掲載したアメリカ人のジャーナリストを戦闘員が殺害する映像で、この戦闘員がイギリス人のような発音の英語を話していたことから、イギリス政府や警察が身元の特定など対応に乗り出しました。 イラクやシリアで勢力を拡大しているイスラム教スンニ派の過激派組織「イスラム国」は、19日、黒い衣服で身を包み、顔を隠した戦闘員がアメリカ人のジャーナリスト、ジェームズ・フォーリー氏をナイフで殺害する映像をインターネット上に掲載しました。 この戦闘員はイギリス人のような発音の英語を話しており、イギリスのキャメロン首相は20日、「誰かはまだ特定できていないが、映像から判断するとイギリス人の可能性が高い」と述べました。 そのうえで、「イギリスからイラクやシリアへ渡ってイスラム過激派の活動に関わる者が多くいる」として、渡航を企てる者のパスポートを剥奪するなど対応を強化す