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2018年12月25日のブックマーク (1件)

  • 座標系 - 脳科学辞典

    前田 和孝 近畿大学大学院医学研究科生理学 村田 哲 近畿大学医学部生理学 DOI:10.14931/bsd.4114 原稿受付日:2013年8月7日 原稿完成日:2015年1月27日 一部改訂:2021年9月22日 担当編集委員:入來 篤史(独立行政法人理化学研究所 脳科学総合研究センター) 空間は脳内では、空間内や身体上に原点をもつ2次元ないし3次元の空間座標系として表現される。この座標系は、原点によって異なるものが複数存在し、網膜座標系(中心窩が原点)、眼球中心座標系(眼球位置が原点)、頭部中心座標系、身体中心座標系、身体部位中心座標系、物体中心座標系が考えられ、並列的あるいは階層的に処理される。身体の外部に基準をもつ場合には外部座標系、身体上に基準を持つ場合には内部座標系とも呼ばれる。こうした空間座標は、単に知覚だけでなく、効果器の異なる運動に対して、固有の適切な座標系が用いられる