いつから日本人は、これほどまでにパーティ好きになったのか――。 2012年12月24日号「2013年ヒット商品大予測」の取材時、私は何度も驚きを覚えた。 訪れる取材先が、最近の消費傾向として口々に「パーティ需要の本格化」を挙げたからだ。特に顕著なのがハロウィンである。 ドン・キホーテは2012年、ハロウィンの時期にコスプレ用コスチュームが前年比150%も伸びた。同社は5年以上前から、ハロウィンを1つの商機とすべく、地道な販促活動を続けてきた。だが昨年までは泣かず飛ばず。東京・六本木などの外国人の多い店舗では盛り上がるものの、郊外・地方店などの反応は薄かったという。 だが昨年、それが変わった。ハロウィン前には突如として、コスプレグッズが売れ始めたのだ。それもハロウィンのテーマにちなんだ魔女やガイコツなどのコスチュームばかりではない。メイド服やナース、アニメのキャラクター変身グッズまで、ありと