六本木の俳優座で『ヴァギナ・モノローグス』を見てきた。 で、すごい面白かったんだけど、全然客入ってないのはよろしくないと思った。俳優座は結構大きい劇場なんだけど、真ん中の列前寄りしか埋まってなくて、両脇は全然誰も座ってない。というか、そもそも手話でやる『ヴァギナ・モノローグス』を六本木の俳優座とかでやるのが間違っているのでは…下北あたりの小さくて客とステージの距離が近い劇場でやったほうが場所柄にもあってるしいいんじゃないかと思う。 あと、来た客を全員真ん中前寄りの席に寄せて座らせるのもよくないと思う。私、普段は全然周りの人とか気にならないし、別に分離主義者とかではないし、こういうことをおおっぴらに言うべきではないとも思うのだが、今回の芝居に限っては両隣がデカい男の人でなんか嫌だった(意外に男性客が多かったのだが、とくにイスラム女性のモノローグを聴いているときは両隣が男の人なのはすごい嫌だな
ハワイ大学アメリカ研究学部教授、吉原真里のブログです。『ドット・コム・ラヴァーズーーネットで出会うアメリカの女と男』(中公新書、2008年)刊行を機に、アメリカのインターネット文化や恋愛・結婚・人間関係、また、大学での仕事、ハワイでの生活、そしてアメリカ文化・社会一般についての話題を掲載することを目的に始めました。諸般の事情により、2014年春から2年半ほど投稿を中止していましたが、ドナルド•トランプ氏の大統領選当選の衝撃で長い冬眠より覚め、ブログを再開することにしました。 8月13日の投稿で紹介した、「ヴァギナ・モノローグス」の公演を俳優座劇場で観てきました。いろいろな意味で考えさせられること、感じることが多く、行ってとてもよかったと思いました。内容については前の投稿で説明したので繰り返しませんが、今回の公演は、大橋ひろえさんが設立したサインアートプロジェクト・アジアンという、手話を芸術
ヴァギナ・モノローグを手話を交えて上演する、という企画があるということで、見てきた。翻訳担当の小澤さんが案内をくれたのだった。 タイトルからは暴露的な過激さがあるのかと連想してしまうけど、むしろ舞台は穏やかな優しさに満ちていて、政治的な問題も扱われるし、激しい告発も伴っているけれど、基本的にはユーモラスな語りが多い。ドラマ構成としては、古典的と言っても良いくらいで、エンターテインメントとして隙が無い。手話を交えた演技も興味深く、音楽や映像も含めて洗練された舞台に仕上がっていた。 だいたい、私など特に耳がきこえない人と触れ合う機会も無いような人間が手話に触れる機会があるとすればNHKの手話ニュースくらいなものだけど、女性器をあらわす手話なんてお目にかかる機会はそうそうないので、そういう意味でも貴重な経験だった。 以下、作品の詳細に触れながら論じる。 戯曲について この戯曲は、イブ・エンスラー
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