住吉の長屋/外観(大阪、1976) (C)��瀬良夫 ギャラリー・間では10月3日より、安藤忠雄建築展「挑戦 ─原点から─」を開催する。同展は、日本の国民的建築家である安藤忠雄氏の30数年に及ぶ建築活動を、それぞれがつくられた"場"に注目して振り返り総括しようとするもの。大阪、神戸、東京、ベニス、アブダビ、メキシコ、バーレーンなど、10件余りのプロジェクトは、自然と建築との"共生"を実現しようという建築方法において、30年前に大阪都心部の密集住宅地につくられた極小住宅「住吉の長屋」と一本の線で結ばれるという。 会場には、そんな安藤建築の"原点"ともいうべき「住吉の長屋」を原寸大模型で再現するとともに、それぞれの"場所"に息づく安藤建築をスケッチ、模型、ドローイング、映像などさまざまな角度から紹介して本質に迫り、同氏の建築活動の軌跡を辿る。 建築家・安藤忠雄 住吉の長屋/ドローイング(大阪、