政治と秋刀魚 日本と暮らして四五年 作者: ジェラルド・カーティス出版社/メーカー: 日経BP社発売日: 2008/04/17メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 97回この商品を含むブログ (26件) を見るジェラルド・カーチスの『政治と秋刀魚』を丁度読み終わったのだが、興味深い一節があった。 どういう道を歩むか決めるはずの「季節」に遅れ、二転三転してやっと決めるのが遅咲きだ。私もまさにその一人だった。どういう仕事が自分に一番向いているのか悩んでいる人、途中で道を変えたい人、あるいは自分の世界を広げるために冒険したい人、そんな人たちも「遅咲き」にはいる。 アメリカでは、一般的に教育制度や企業など社会がこういう「遅咲き」に慣用である。これはアメリカの強みである。逆に、日本は「遅咲き」に極めて冷たい。自分のやりたいことを決めかねている、あるいは職業を変えてみたいと思う若者を受け入れる寛