1973年07月17日の衆議院社会労働委員会において,JIS(日本工業規格)掲載のこの履歴書のこと(就職差別に繋がるものであり,本籍欄や家族欄などは問題があるという件)について質問がなされています(質問者は,日本共産党の寺前巌氏)。 政府(通産省の外局の中小企業庁計画部振興課長)の回答は,おおよそ次の通りです。 『市販の履歴書のフォーム自体は,JIS規格ではない。JIS規格(Z8303)で決まっているのは,帳票類の規格,すなわち紙の大きさや活字の大きさである。ただ,様式例として解説がくっついているだけ。ただ,JISと一体となって世間に出ておることは事実。 本件については労働省からも申し入れがあり,検討を行ったところで,とりあえず解説から削除し,履歴書市販メーカーの協会の紙製品工業会に,すでに削除したから生産しないように強く要請した。 新しい規格については,労働省の指導も仰いで,できるだけ早