内向き傾向と言われる最近の日本人だが、グローバル化に対応した人材をどう育てていくのか。エコノミスト・カンファレンス『ジャパン・サミット2011』リポート3回目は、「グローバリゼーション:日本におけるヒューマン・キャピタル戦略」をテーマとしたセッションをお届けする。 パネリストは、テムザック代表取締役の高本陽一氏、モンベル代表の辰野勇氏、臨床教育研究所「虹」所長で法政大学教授の尾木直樹氏、政策研究大学院大学教授の黒川清氏、司会はエコノミスト誌東京支局長のヘンリー・トリックス氏。 いまだに「画一的」な人材を求める日本の労働環境 司会 このパネルディスカッションのために、私たちは日本国内の多国籍企業を対象とした、日本人従業員への「満足度調査」を行いました。 まずは調査を実施したEIU(エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)のデビッド・ラインから調査結果の報告を、次いで国内の外資系企業の代表と