奥野晴明堂の煙と香りを抑えた線香(左)は、従来の線香(右)と違ってほとんど煙が出ず、においも気にならない堺伝統産業会館では、地元の線香メーカー7社の商品約200種類を扱っている。伝統的な線香のほか、煙を抑えたタイプが3割ほどある=堺市堺区線香工場の職人。ところてんのように押し出された線香を板に載せ、切断機(手前)で端を切ってそろえていた=堺市堺区 【五十嵐聖士郎】23日は秋の彼岸の中日。この時期には欠かせない線香で、最近は煙や香りを抑えたタイプの人気が広がっている。線香は香りづけをするものなのに、売れ行きは急上昇。核家族化が進み、家が狭くなったという住環境の変化が背景にあるようだ。 今月下旬、JR大阪駅近くの百貨店。線香を探していた大阪市西淀川区の主婦(62)は「家が汚れる気がするので、煙が少なくて香りのきつくない線香を使っている」と話した。居間にある仏壇に、毎日10分ほど線香を供える
故人の霊が安心して休める場所として家に置く仏壇。かつての日本家屋では、仏間をつくり、そこに仏壇をまつるのが一般的だったが、和室そのものも減っている現代では仏間や仏壇がない家庭も増えている。 しかし現代でも、故人をしのぶ気持ちは変わらない。現代の日本家庭の仏壇事情はどうなっているのだろうか? インブルームスでは2人以上の世帯に暮らす全国の30~60代男女600名を対象に、仏壇についての調査を行った。 仏壇がある家は4割以下 「あなたのご自宅に仏壇はありますか?」と尋ねたところ、「ある」が39.2%、「ない」が60.8%。一人暮らしを除いても、実に6割の家庭には仏壇がないことが分かった。さらに、家庭で仏式葬儀が行われていると答えた473名(600名のうち78.9%)に絞っても、自宅に仏壇がない人の割合は54.3%と、半数を超えている。 調査対象者600名に住まいを尋ねたところ、「持ち家(一戸建
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
小型仏壇を専門に取り扱う「お仏壇本舗」が15日、豊橋市前田町2丁目にオープンする。 同店は、中央葬祭仏神殿の前にある。約17平方㍍とこじんまりした店舗は、各種卓上仏壇をはじめ、位牌(いはい)、ロウソク立て、線香立て、花つぼ、仏器の五具足を...
かつて日本中のどこでも普通に存在した「和室に仏壇」という光景。しかし、現代の住宅事情のなかで、現実的に仏壇を置くスペースを取れないケースや、こだわりのインテリアにそぐわない仏壇が敬遠されるケースも多く、日々の生活のなかで故人を悼み、先祖を尊ぶ習慣自体が薄れつつあるのではないだろうか? そんななか、「いのりのおうち」という新しい供養のカタチが、2012年のグッドデザイン賞を受賞。「仏壇ではないの?」「どういう風に利用するの?」といった素朴な疑問を、企画販売を行う株式会社インブルームスの菊池さんにぶつけてみた。 Q.「いのりのおうち」は「仏壇」なのでしょうか? A.「いのりのおうち」は、大切な人への「祈りの場所」です。もちろん、仏壇として使うこともできますが、使い方を限定するよりも、本来の「供養」や「祈り」といった習慣自体を大事にしたいという想いでつくりました。ある人にとっては仏壇や祭壇、ある
漆塗りに金箔、総ヒノキ……。たとえ狭い我が家でも故人のためなら豪華にしなくては。といった時代はもう古いらしい。いま密かに人気になっているのが「おしゃれ仏壇」だ。 仏壇のイメージを一新したのはインブルーム社の「いのりのおうち」(インブルーム社、総額14万1540円)。釘やネジなどの接合具を用いず、伝統の指物技術でひとつひとつ手作りされ、2012年度のグッドデザイン賞にも選ばれた。とはいえ、「仏壇」なのに仏像も位牌も見当たらない。エンディングコンサルタントの佐々木悦子氏が解説する。 「3~4年前の“葬儀は高すぎる”という報道が契機になり、明朗会計で、参列者を絞った『家族葬』や火葬のみの『直葬』を選ぶ人が増えています。葬儀後も、価格に敏感でいて宗教とは希薄な層の間で、故人を中心に置いたこのような現代仏壇が人気を呼ぶようになったのです」 観音扉に仏像の従来型の仏壇とは異なり、骨壷を中心に、十字架型
お盆でご実家に帰られると大抵のお宅には仏壇があると思いますが、 仏壇はいつごろから一般家庭にあるものなのかご存知ですか? 仏教伝来の頃(奈良時代)からすぐに一般家庭にあったわけではなく、 浄土真宗の蓮如上人が各家庭に仏壇をおくよう門徒に説いたことから 室町時代から広まり始めたようです。 とはいえ、当時もそれは高級品。 特に浄土真宗のそれは、金箔に彩られた「お浄土」をあらわしたもので、今で言う金仏壇です。 門徒の中でも豊かなお家にしかおけなかったのではないでしょうか。 そして江戸時代に入ると檀家制度の定着により、 浄土真宗以外の宗派にも仏壇が広まっていきます。 明治時代に入り浄土真宗系以外の宗派で、 各宗派の持ち味を出そうと作られたのが唐木仏壇です。 木目を活かした金仏壇に比べればシンプルな形。 でも使用している木が銘木ですから、 やはり貴重品、家の財産であることは変わりませんね。 そして戦
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く