Tweet 被災地の仮設住宅で、傾聴ボランティアが活躍している。相手に寄り添い、ひたすら耳を傾けることで、被災者の不安や寂しさを和らげる。避難所から仮設住宅へ移るにつれ、これまで支え合ってきた地域住民が離れ離れになる例もあり、さらに入居希望者の約2割は一人暮らし。「聞く耳」の重要性は増している。阪神大震災で問題となった孤独死を防ぐためにも、活動の拡充が望まれている。 「丸をつけておかなきゃ」。陸前高田市気仙町の長部小の仮設住宅に入居している女性(74)は、待ち遠しそうにカレンダーの次回の傾聴の日に印を付けた。 盛岡市の傾聴ボランティアもりおか(藤原一高会長)の近谷進さん(65)が訪ねてきたこの日、女性は約1時間、幼少期の話や最近熱中している手芸のこと、震災の体験をとどまることなく話し続けた。「話を聞いてくれる人がいると楽しいんだなあと思った。知らない人ばかりだけど、見ず知らずの人も助けてく
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 某氏の博士論文で参考文献として引用されていた本「聴くことの力」を読みました。著者は大阪大学総長の鷲田清一氏。臨床哲学を標榜する鷲田先生は、哲学に対する自省的な思惟の果てに、「聴くこと」にたどりつくのです。 最も印象的だったのは、冒頭に紹介されている末期医療の研究者による質問紙調査の質問項目でした。 わたしは、もうだめなのではないでしょうか? と語りかけてくる患者に、あなたなら、何と答えるだろうでしょうか。 1.「そんなこといわないで、もっと頑張りなさいよ」と励ます 2.「そんなこと心配しないでいいんですよ」と答える 3.「どうしてそんな気持ちになるのと聞き返す」 4.「これだけ痛みがあるとそんな気にもなるよね」と同
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く