OPINION 「若者には介護をさせない」ー熟年ベンチャー「かい援隊本部」の船出から高齢化社会の未来を考える / 記事一覧 老驥(ろうき)櫪(うまや)に伏すとも志は千里に在り 烈士(れっし)の暮年(ぼねん)壮心(そうしん)已(や)まず −曹操 老いたる名馬は馬小屋に繋がれていても千里を駆けようとする気概を持っている。志高い者は晩年になっても意気盛んなものだ。 高齢者が日本の問題を解決する「当事者」になる 日本が迎えつつある高齢化社会。暗いイメージが先行する。年金、財政、産業構造、貿易、金融資産などの各種統計とその先行き予想は頭を抱えたくなるようなものしかない。 私がこんな問題意識を持っていると「大人の社会起業」で期待できる人に出会ったので紹介してみたい。 「若者に介護はさせない。2025年の介護分野における100万人規模の人手不足の解決を図る」。こうした大義を掲げた介護人材派