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ブックマーク / ttchopper.blog.ocn.ne.jp (15)

  • リヴァイアさん、日々のわざ: 「不完全な世界で子どもを護る、ということ」(中央公論・3月号掲載)をブログで公開します

    中央公論・3月号掲載の「不完全な世界で子どもを護る、ということ」という小論を、公開します。 公開するのは、校正前の原稿であれ、厳密には雑誌に掲載されたものとは違い、誤字脱字なども多く残っていることをご承知起きください。 *********** 「不完全な世界で子どもを護る、ということ」 非実在青少年から非実在犯罪規制へ 「東京都青少年の健全な育成に関する条例」(以下、都条例)の改正が、2010年12月、都議会で可決され、年7月より施行される。過激な性描写を含むマンガやアニメなどの事実上の表現規制として話題になり、メディアでも取り上げられたため、それほど関心のない方でも「なにかやってるぞ」と気づく機会はあったのではないだろうか。 簡単におさらいをしておく。 きっかけは、2009年、東京都青少年問題協議会から都知事に提出された答申「メディア社会が拡がる中での青少年の健全育成について」だ。こ

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    yuiseki 2011/04/24
  • リヴァイアさん、日々のわざ: PTAネタ2つ(自由な入退会に関する署名や、文科省からの事務連絡)

    格的な考察を書く余裕がないものの、ふたつばかり、重要なお話しを。 ひとつは、「PTAの入退会自由に関する要望書」というタイトルで、ネットでの署名活動が始まっています。 ぼくも発起人のひとりになっているサイト Think! PTA!の掲示板での議論を経て、スタートしました。 文科省や内閣府にあてた内容。ぜひ興味ありそうな方に知らせてあげてください。 http://www.shomei.tv/project-1539.html さまざまな意見が出た中で、最小公倍数を絞り込むというよりも、最大公約数的な話になっておりますが、一読の上、賛同される方はぜひ署名を。 そのうち、各項目に関するコメントを書いていこうと思っているのですが、きょうはひとつだけ、注釈。 これまでPTAの問題は、行政に話しても、日Pやら都道府県Pや、市区町村Pなどに相談しても、個々のPTAの問題としてはね除けられてきた感

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    yuiseki 2010/12/15
  • リヴァイアさん、日々のわざ: PTAの連合体が保護者を代表しない理由(過剰なヒエラルキーについての補足と、本日、言えなかったこと)

    普段からこのブログを見ている人には既出の話ばかりする。 日、豊島公会堂で 『どうする!?どうなる? 都条例──非実在青少年とケータイ規制を考える』に出席し、口頭だけでは分かりにくかったことのフォローアップと、時間の問題で言わなかったこと。勢いで書きますので、誤字脱字、読みにくいところごめんなさい。 テーマは、今回の条例改正案のメインアクター(アクトレス?)のひとりである、都小Pが、PTA会員の、ましてや保護者の意見を反映して行動しているわけではない理由。 都小Pの場合は、25区のうちの5区、都下の一村、島嶼部の4島のみの参加という全国的に異例の加入割合の少なさから、「代表してないでしょ」と言ってしまえばそれまでなのだけれど、かりに、すべての市区町村のPTAが入っていたとしても、保護者代表にはなれない構造がPTAにはある。 その点で、会場で指摘したのは、「極端な階層性があり、執行部が

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    yuiseki 2010/12/15
  • リヴァイアさん、日々のわざ: 久々、PTAネタです。2009年3月に世小Pに質問・要望した文書を公開

    この写真はいつだったか、娘が勝手に撮っていたもの@ニュージーランド。 それはそれとして、ずいぶん前に世田谷区の小学校P連に送った文書を公開します。 当時、世小Pのウェブサイトには、「ご意見・ご要望の募集」というコーナーがあって、そこから会員が(いや、会員ではなくても)、質問できたり、意見できたりする窓口がありました。 この文書は、それを通じて送ったものです。 現在、ぼくは非会員でしたが、当時は会員でした。 提出後、「常任理事会で協議して必ず回答する」というメールをいただき待っていても一向に返事がないため、再質問したところ、「今後の参考にさせていただく。ウェブサイトからの質問要望は廃止するので、今後は単Pを通じて質問を「あげて」ほしいという主旨の回答をいただきました。 P連役員や常任理事の殺人的な忙しさを考えれば、こういう反応になるのは無理もないと理解しています。 しかし、今も、ぼ

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    yuiseki 2010/12/15
  • リヴァイアさん、日々のわざ: 非実在条例案の問題点をPTAに分かってもらうための方法。

    先日の豊島公会堂で語られたことなどは、一般の保護者が知らないばかりか、都小Pを構成する5区(足立・荒川・世田谷・文京・目黒)1村(檜原村)4島(大島・新島・神津島・八丈島)のPTA連合体の幹部ですら知らない可能性がある。 「子どものため」は最強のカードであるため、その美しい響きのもとやっぱり改正案はいいよね、というふうに思っている人も多いかもしれない。 ツイッターで、PTAの人達にも理解を求めたいという声があったので、可能性のあるアイデアを書き留めておく。 2つほど、現実的な方法を思いつく。 ********* もしも、あなたが、たまたま小学校の子を持っていて、上記の地域に住んでいる場合。 おそらくPTA会員でもあるだろう。すると、自動的に区村島のPTA連合にも所属していることになる。 都道府県レベル以上のP連になると、「連合体が会員になる連合体」として、個々人は会員なのかどうかよく

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    yuiseki 2010/12/15
  • リヴァイアさん、日々のわざ: PTA自由な入退会周知署名サイト紹介

    PTAは入退会の自由を周知すべきだと考え、主張してきました。それについての署名サイトを紹介します。特に登録などもせず、また「匿名」を選べば、名前を出すこともなく署名できます。 PTAは社会的な影響力の大きな団体であり、ステークホルダー(利害関係者)は、会員だけではありません。意見に賛同される方は、どなたでも署名に参加できます。 なにはともあれ、ご覧くださいませ。 http://www.shomei.tv/project-1539.html その上で軽く解説します。 この企画は、ぼくも発起人になっているウェブサイト「素晴らしいPTAと修羅場らしいPTA(Think! PTA!)」の掲示板で練られたものです。 主張を絞り込んだ最小公倍数というよりは、最大公約数的に枝葉を残してありますので、雑多に見えるかもしれません。書かれていることは、それぞれ、現状のPTAのある側面を照らしていると思いま

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    yuiseki 2010/12/15
  • たばこの注意の仕方。「切れる」若者をはじめて見た(喫煙がらみです)。

    きょうのこと。 京王線の某駅にて、二十代とおぼしき若者を「キレさせて」しまった。 いろいろ考えること、反省することがあったので、書きます。 まず、最初に書いておくと、ぼくはわりと「禁煙の場所での喫煙者」に、「注意を喚起」「やめてくださいとお願い」する人だ。 むかし、それを言ったら傘を突き立てられそうになった事件があったけれど、以来、話しかけのスキルも上達して、トラブルに発展することはまずない。 スタンスはあくまで「ここ禁煙ってご存じですよね」(注意の喚起)、「控えて頂けませんでしょうか」(お願い)の二点。 (追記、ここで「注意の喚起」にあまりに引っかかる人が多いみたいなので、コメント。このまま同じ言葉で言っているわけではないです。禁煙という情報を共有できていると思われる場合、「禁煙ってご存じですよね」って聞かずに済ますことは多いです。でも、実際に「知らない」人はいるのです。例えば首

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    yuiseki 2006/09/27
  • リヴァイアさん、日々のわざ: ゲーム脳講演をめぐって、区との意見交換・要望をしてきた

    この前の月曜日@世田谷区役所。 出席者は、小池健康づくり課長、平井教育委員会事務局・スポーツ生涯学習課長、そして、今回の件で実働した保健師さん二人。 まず最初に、区による総括。 まだ表には出ていないアンケートなどの集計結果を見せてもらう。いちいち数字などメモらなかったけれど、こういうものの常で、講師に好意的な意見がほとんどだった。「非常によかった」「よかった」が大多数を占める。 また、「非常に納得できる話だった」「子供にゲームをさせる危険性がよくわかった」というような評価が多数よせられていた。その一方で、「業者や反対の人がいたのが残念」という意見も17件あって、かなり上のほうだった。なぜ、これだけ数字を覚えているかというと、ぼくも「業者」に見えたんだろうなあ、とちょっと凹む気分があったから。 講演後の電話による反響は一件のみ。森氏を批判する内容だったとのこと。ちなみに、普通、講演

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    yuiseki 2006/03/29
  • リヴァイアさん、日々のわざ: 「わたしも検索をしていただきたい」と主催者は言った(世田谷区のゲーム脳講演リポート3)、追記あり

    3月6日の森昭雄氏の講演は、主催者の世田谷区健康づくり課、小池課長が「前置き」と、「結語」を述べ、森氏の講演や質疑応答はその間に挟まれる形式で行われた。そのあたりに区の姿勢がはっきりと見られるわけで、それについてのリポート、および、ぼく自身の感想。 できれば、一気にここまで書ければよかったのだけれど、通常業務の中で時間をひねり出しているのでご容赦を。 まずは前置きで、この講演の位置づけを述べた。 ふだんの保健指導業務(?)の中で、子供の発達とゲームの関係について悩みを聞く機会が多い。自分自身も家にゲーム機が7台あり、息子たちもゲームをしながら育ったから、その問題意識は理解できる。ならば、それについてのひとつの考えを紹介し、「一緒に考えていこう」という主旨。「あたりさわりのない前置き」であったと思う。 こういった態度って、「ニーズがあり、それに応える」ことは行政の仕事だから、そういう意

  • リヴァイアさん、日々のわざ: 「あなたの方がおかしい」と森昭雄氏に言われるの巻(世田谷区のゲーム脳講演リポートその2)。追記あり

    最後の質問にあてていただいた。どうやら手を挙げたのはぼくだけだったらしいが。 発言したのは「三種類」のこと。 (1)来場した方々へのお願い (2)森氏へのお願い・質問 (3)主宰者への質問 具体的には…… (1)来場者へ 森氏も講演中みずから認めていたように「ゲーム脳」には、懐疑的な声も多い。ぜひ、家に帰ったら「ゲーム脳」で検索し、自分で判断していただきたい。 (2)森氏へ お願い 「ゲーム業界からお金をもらっているほかの脳科学者と違い」、森先生は「科学者なので言わなければならないことは言う」、また、「多くの研究者に一緒に研究して欲しい」とのことなので、是非、ゲーム脳についての論文を、ちゃんとした専門雑誌に投稿していただきたい。そうしていただかいないと1000例ものデータがもったいないのみならず、ほかの研究者が否定するせよ肯定するにせよ、研究することができない。 質問 ゲー

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    yuiseki 2006/03/08
    こまったもんだなあ
  • リヴァイアさん、日々のわざ: 森昭雄氏の世田谷区講演リポート

    2006年3月6日午前10時より。世田谷区の区民ホールにて。 45分の予定を大幅オーバー、なんと1時間20分近く語り続ける大講演だった。結果、質問の時間は大幅圧縮。懸念された結果に終わりました。残念。 内容は…… ぼくは森氏の講演はこれが初めてであり(最後でもあると祈りたい)、森氏の語りは未体験ゾーンなのだが……「予想していたよりは」穏やかな話、ではあった。とはいえ、聞いていて頭が痛くなるところはたくさん。ノートに書き付けたメモをだいたい時系列に書き起こす。 まず、動物の脳の研究を19年間してきたと自己紹介。今の学部に移って動物実験ができないことになったので、自分で開発した脳波計で脳波を取りはじめた。最初は認知症のお年寄り。しばらくして、学生たちを被験者にして「ゲーム脳」を発見する。 ほどほどでやめようと思っていたが、笑わない子・切れる子どもが多いことに気付き、やめるにやめられな

  • リヴァイアさん、日々のわざ: さあ、いよいよ「ゲーム脳講演会」。

    あした、午前十時から十二時まで@世田谷区民会館大ホール。 ぼくもとりたてて「準備」はしていないものの、出席します。 許されれば発言もするつもり。 最寄り駅は、世田谷線の世田谷か松陰神社です。なにしろホールは1200人収容。 興味のある方は是非参加してくださいませ。

    yuiseki
    yuiseki 2006/03/06
  • リヴァイアさん、日々のわざ: 斎藤環氏が朝日新聞に書いていたこと

    昨日(2月25日土曜日)の朝日新聞「わたしの視点・ウイークエンド」は、「子どもの安全と社会」というテーマで、斎藤環氏の「意見」が掲載されている。長浜の幼稚園児刺殺事件とからめて「子どもの安全」を問いなおす、というような企画。斎藤氏の「意見」は、とてもバランスのよい、また、ポジティヴな提言を持ったものだと思う。注目。 論旨はというと…… 斎藤氏は長浜事件は、二つの点で示唆的だとする。 ひとつは、子どもの治安対策の鍵とされる「治安のための地域共同体の再構築」そのものが新たな犯意の温床になる構造。これは非常に重たい問題である。「他者や異物を排除することが、内なる他者を呼び覚ましてしまうよく知られた逆説」。斎藤氏は、兆候的な事件、という。 もうひとつは、昨年11月の広島での事件と同様「外国人」による犯行だったということ。これについて斎藤氏は、メディアの「「外国人の犯罪」する無関心さは尋常ではない

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    yuiseki 2006/02/26
  • リヴァイアさん、日々のわざ: 「ゲーム脳」について先生に手紙を出す

    ゲーム脳」を保護者会で紹介した先生に手紙を書いた。 参考までに掲載します。 もっとも、もう出してしまったので、今更ああしたほうがいい、こうしたほうがいい、というアイデアを頂いても、反映させられないのだけれど。 ちなみに、子供に聞いてみると、やはり、授業でも「ゲーム脳」についてふれて、「ゲームは一日15分くらいにしておいた方がいいですよー」と言っていたとのこと。 子供にとっては、やはりインパクトはあったみたい。 そういう意味で、嘘も方便的な効果はあるみたいです。 その時に、同時に失ってしまうものであるとか、派生する危険は、どちらかというとマクロなもので、個別の指導としては、むしろ効果的、というのは悩ましい現実ですね。 以下、お手紙文…… お世話になっています。 先日の保護者会で配られた「ゲーム脳」についての資料がちょっと気になりまして、お便りさしあげます。わたしは、科学畑の仕

  • リヴァイアさん、日々のわざ: うわっ、ゲーム脳の講演会!(2006.2.8追記)

    息子が学校から持ち帰ってきた。びっくり。そういうことだったのか。区の主催で、ゲーム脳講演会。3月6日午前10時。場所は世田谷区民会館。健康づくり課が窓口になって、教育委員会も共催。脱力……。仕方ないので、さっそく教育委員会に手紙を書いた。 ○○小学校に息子を通わせている者です。川端裕人と申します。 最近、保護者会にて「ゲーム脳」について注意を喚起する資料が配られました。また、日、「ゲーム脳の恐怖」の著者である、森昭雄氏の講演が教育委員会の共催で開催されるとのちらしを息子が学校から持ち帰りました。 わたしは、文筆を生業としており、科学系のノンフィクションおよび小説も多く書いて参りました。また大学では科学哲学を専攻し、科学と擬似科学の関係にも常々興味を持っております。したがって、「ゲーム脳の恐怖」が出版されて以来、議論されてきたことについて注目をしてまいりました。 今回、このように世田

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