間違い① 早朝に空腹でラン ランは手軽な有酸素運動。早朝、出勤前に走るランナーをよく見かけるが、空腹で走るのは良くない。 空腹で走ると体脂肪は気前よく燃えるから、早朝に限らず、減量目的のランナーは空腹で走りたがる。でも、そこに思わぬ落とし穴がある。 確かに空腹であるほど体脂肪はエネルギー源として使われやすい。脂肪細胞に蓄えられた中性脂肪が分解されて、血中に遊離脂肪酸が増えるのだが、この遊離脂肪酸がくせ者。 「遊離脂肪酸は毒性があり、心臓にリスクを抱える人では、血中の濃度が高すぎると心臓を動かす心筋が興奮しすぎて不整脈が起こり、心室細動から突然死を招く恐れもあります」(同志社大学スポーツ健康科学部の石井好二郎教授)