20数年前、私はごく普通の公立高校に通う、ごく普通の高校生でした。 あまりしゃれっ気のない普通の紺のブレザーにグレーのスカートの制服。 何か違いを出そうと思うと、小物くらいしかなく、せめてもと靴をピカピカに磨いたり、ハンカチに丁寧にアイロンをあてたりしていました。 今と違って、スマホもない時代でしたから、家に帰ってもそれほどやることがなかったのですね。時間だけは余りあるほどでした。 SPONSORED LINK でもそんな小さなところに気づいてくれた同級生の女の子がいました。 高校を卒業してからその子に、「いつもキレイなハンカチを持って、ピカピカの靴を履いていて、なんて素敵なんだろうと思った」というような意味のことを言われ、誰も気づかないようなことを見ていてくれたんだと、とても嬉しかったです。 社会人になって服や靴を沢山買えるようになると、1つ1つのものにそこまで時間をかけることが少なくな