ちと、需要があるかもしれないってことで、バーナンキの話をする前に、中央銀行の独立についてのお話をしておきたいと思います。 長い長い話で、これには泥沼の政争があったんですが、これがまた、面白い話なんで。 第一章 トルーマン大統領 VS マッケーブFRB議長 始まりは、第二次世界大戦後になります。 3つの大洋と欧州とアジアの全域にまたがって起こった大戦争は、連合国の勝利に終わったわけです。 ここまでは、皆さん、誰でも知っていると思います。それから、アメリカが、大戦の戦費調達のために、国債を大量に発行していたことも、知っておられる方が多いと思います。 一方で、戦中から戦後にかけて、FRBは、政府の戦費調達を支えるため、市場から国債を買い入れて、長期国債の金利を2.5㌫に維持する政策を取っていました。 これは、あまり知らない人が多いのではないかと思います。 しかしながら、朝鮮戦争の勃発と同時に、イ
「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」のもうひとつの意味 ~アメリカのイラク攻撃に追随する日本の政治エリートたちの言説を聞いて~ 日曜日のフジテレビの政治討論番組で、アメリカが始めようとしている対イラク戦争に世界中で反戦運動が起こっていることに対して、コメンテーターの竹村健一が、この言葉を使って批判した。第2次世界大戦が始まる前、ヒットラーに対してイギリスのチェンバレン首相がとった和平策が結果としてナチスドイツのポーランド侵入を許したという歴史を牽きながら、「愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ」と言った。 上手いレトリックを使うなと思った。同じ歴史というなら、今からちょうど70年前の1933年、日本が国際連盟を脱退するという出来事があったが、その原因は、満州国建国に至る日本の中国侵略を激しく非難し日本の完全撤退を求める英米の妥協のない決議案が日本に連盟脱退を決意させたためである。こ
お詫びのほうから先に。前回前々回のエントリーについては、繰り返しますが特定の誰かおよび発言を否定、批判するものではありません。各々の立場、見解はそれが合理的である限り、ネットや新聞、雑誌、講演等の分け隔てなくその表現を認めるべきであって、それを封じようという意図は私にはまったくありません。この私の発言の真意が正確に伝わらなかった可能性があるとするならば、その原因は私の文章力に問題があったことに尽きると思っておりますので、ご自身の意見を私に否定された等として気分を害された方、ならびにその仲介の労を取ってくださった方には深くお詫び申し上げます。申し訳ございませんでした。 また、私は一部特定の知識人、有識者の方のご意見に対する反論という意図を有していないにもかかわらず、会議等で明確にそれを否定しなかったという理由で強い反発を頂戴した件については、私自身の至らぬところもあったと自省し、改めてお詫び
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く