1.立川断層とは _立川断層は、1975年に 空中写真で武蔵野台地の西部を調べていた松田先生と羽田野先生が、台地に 直線状の崖線を発見し、現地を調査して、これが 活断層であることを推定し、 立川断層と名前をつけました。 _活断層というのは、過去に繰り返して 動いた形跡があり、将来も 動く可能性のある断層 のことを指しています。断層の運動に伴って 地震が起こると言われていますので、断層が 動く速さや、動く周期 、動いた年代を調べることは、 防災の基礎的な知識 としても大切なことと言われています。 _立川断層と指摘された崖線が、 活断層ではないという意見もありますが、立川断層に沿った地形の調査 をした山崎先生が、地層の中にある姶良火山灰と、ガラス質の火山灰の 地層の年代を調べた結果、崖線の左右で同じ時代の 地層の高さが違っていることから、 断層であると推定することが 合理的であることを見いだし