タグ

関連タグで絞り込む (0)

  • 関連タグはありません

タグの絞り込みを解除

恋愛と太宰治に関するyuubokuのブックマーク (1)

  • 太宰治「カチカチ山」

    男女関係の痛い話を書かせたら、太宰先生は神レベルだと思う。 カチカチ山の物語に於ける兎は少女、さうしてあの惨めな敗北を喫する狸は、その兎の少女を恋してゐる醜男。これはもう疑ひを容れぬ儼然たる事実のやうに私には思はれる。 (中略) この兎は男ぢやないんだ。それは、たしかだ。この兎は十六歳の処女だ。いまだ何も、色気は無いが、しかし、美人だ。さうして、人間のうちで最も残酷なのは、えてして、このたちの女性である。(中略)気にいらぬ者には平気で残酷な事をする。自分の水浴してゐるところを覗き見した男に、颯つと水をぶつかけて鹿にしてしまつた事さへある。水浴の姿をちらと見ただけでも、そんなに怒るのである。手なんか握られたら、どんなにひどい仕返しをするかわからない。こんな女に惚れたら、男は惨憺たる大恥辱を受けるにきまつてゐる。けれども、男は、それも愚鈍の男ほど、こんな危険な女性に惚れ込み易いものである。さう

    太宰治「カチカチ山」
    yuuboku
    yuuboku 2007/01/16
    曰く「男性には、あの善良な狸がいつも溺れかかつてあがいてゐる。」←婆を殺して爺に喰わせた、あの狸がだ。
  • 1