タグ

ブックマーク / somethingorange.net (9)

  • 「オタク」から「キモいヘンタイ」へ。 - Something Orange

    長いあいだ中断していた連載コラム「オタクとは何か」が、このたび、書き手の大泉実成さん(id:oizumi-m)のブログで再開することになった。 正直、長文のコラムは横幅の狭いブログでは読みづらいのだが、とにかく連載が再開にこぎつけたことを喜びたい。このまま終了してしまうんじゃないかと思っていましたよ。 今回で第18回に達する連載は、いま、「オタクとは何か?」という疑問を「オタク男性の女性性」というテーマに集約しつつあるようだ。 大泉さんが観察したところによると、多くのオタク男性には女性的な側面が見られる。それどころか、好んでネットで女性を装うひともいる。いったいこれは何なのか。かれの興味はそこへ向かっていく。 ここでぼくが思い出すのは、よしながふみさんの対談集における、三浦しをんさんの発言である。 よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり 作者: よしながふみ出版社/メーカー:

    「オタク」から「キモいヘンタイ」へ。 - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2008/12/24
    「男性性」「女性性」の語をして何を指しているのかについては留保に留保を重ねる必要がある。かつての「母性」「父性」の轍を踏まぬように。
  • 渚のフェイクとすら呼べん代物だ。 - Something Orange

    「CLANNAD」を開発したビジュアルアーツやドワンゴなど5社で構成する「ai sp@ce製作委員会」は4月8日、美少女ゲームの主人公と一緒に生活ができるという3D仮想空間「ai sp@ce」(アイスペース)を今夏に公開すると発表した。美少女ゲーム作品の世界観を再現した仮想空間で、お気に入りのキャラクターを育て、一緒に生活できる。 ユーザーは、自分のアバターを作成し、お気に入りの美少女キャラクター「キャラドル」を1人選択。各作品の世界を再現した「島」にログインし、2人で一緒に生活する。家や家具を購入すれば仮想世界で“同居”も可能だ。 キャラドルにさまざまな衣装を着せたり、モーションを覚えさせたり、ダンスをさせたり――といったことが可能。キャラドルと関係を深めながら自分の好みに育てることができる。キャラドルと会話できる仕組みも備える予定だ。 「「CLANNADは人生」を3Dで実現 ギャルゲー

    渚のフェイクとすら呼べん代物だ。 - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2008/04/09
    不幸な末路を迎えるキャラクターをアバターかして、不幸ではない別の結末を実演できるような環境ならウケるかもしれないと思った。
  •  積極的にオタクであるということ。 - Something Orange

    先日、大泉さんの「オタクとは何か?」でぼくの言葉が引用されていたことを紹介しましたが、誤解を招きそうなところに解説をいれておきます。 このテキストの中で「どうして俺は女子高生じゃないんだ」(『マリみて』ファンの男性の掲示板への書き込み)という発言を含む熊田一雄の文章が引用されている(『“男らしさ”という病?』風媒社)。ある意味で、これまで見てきた萌え系のオタクの行動を象徴するような一言である。 kaienさんはこのようなオタクの行動の背景にあるものを「女性性への憧憬」と「男性性への嫌悪感」であるとみる。前者について僕の意識は向いていたが、後者については十分に意識していなかったので、この指摘はありがたかった。 この部分、たしかにそういう話はしましたけれど、そういうひともいるよね、という次元のことであって、オタクが皆そうだといっているわけではありません。 百合もBLも合わせて読みますよ、という

     積極的にオタクであるということ。 - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2008/01/04
    恋空を読まずに批難する人も多発したっけなあ。/それを読んだとして、価値を見出せるかは難しい。見出せないからこそ批難しているともいえるし。
  •  小説は物語だけじゃないよ〜。 - Something Orange

    文章の表面的な部分しか見ていませんね。小説質は「物語そのものの面白さ」じゃないでしょうか。絵がどうとか状況説明がどうとかは瑣末部分でしかありません。 小説質が「物語そのものの面白さ」だとは思いません。物語は小説の重要な一要素ですが、それだけのことです。 物語性がほとんどない小説すらあります。ひたすらに円筒状の図書館宇宙を描写した「バベルの図書館」に、どんな物語があるでしょうか? 伝奇集 (岩波文庫) 作者: J.L.ボルヘス,鼓直出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1993/11/16メディア: 文庫購入: 32人 クリック: 158回この商品を含むブログ (164件) を見る そもそも物語が質で状況説明は瑣末だというなら、文章の良し悪しを語る意味もないのでは? さらに、小説において絵や状況説明が瑣末だとしても、ゲームにおいてもそうだとは限りません。小説ゲームは別物です。そう

     小説は物語だけじゃないよ〜。 - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2007/12/05
    物語に本質があるのならば、表現手段は小説でなくてもいいことになる(プロットだけ書けばよい)。それでも小説が選ばれる理由は。/てかnovelとかいうけどもう新しくもないよね
  • エロゲを小説と比べるな。 - Something Orange

    タイトル通り、エロゲの文章をそのまま小説と比較しても無意味だよね、という話。 この場合のエロゲとは、いわゆるノベルゲーム(画面全体に文章が表示されるゲーム)を含むアドベンチャーゲーム一般を指す。 ネットには、エロゲの文章部分を抜き出し、良いの悪いの上手いの下手だのと語るひとが少なくない。しかし、ぼくなどはそれ全部まとめて無意味じゃね、と思ってしまう。 あたりまえのことだけれど、エロゲは小説ではない。だから、小説を評価する基準で評価することは出来ない。 もちろん、エロゲの文章にも、エロゲの文章なりの巧拙はあるだろう。しかし、その基準は小説の基準と同一ではあり得ない。 エロゲの文章は、あくまでも映像や音楽、またゲーム要素によって補完されることを前提としたものだからである。漫画から台詞だけを抜き出して巧拙を語ることが無意味であるように、エロゲから文章だけを抜き出して良し悪しを問うことも無意味だ。

    エロゲを小説と比べるな。 - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2007/12/03
    演劇でも、昔は複雑な台詞回しを使っていたのが、演技力の向上とともに平易になっていったという見方がある。
  • ケータイ小説を笑うまえに。 - Something Orange

    題に入るまえに、一篇の詩について話しておきたい。北村薫の『詩歌の待ち伏せ』に掲載されていた詩である。 詩歌の待ち伏せ 1 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/02/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (20件) を見る 詩歌の待ち伏せ 2 (文春文庫) 作者: 北村薫出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2006/03/10メディア: 文庫この商品を含むブログ (13件) を見る わずか3行。 れ ママ ここに カンガルーがいるよ 詩といっても、まだ字を知らない3歳の子供が口にした言葉を親が書きとめたものである。北村は、この「詩」を、雑誌『VOW』で目にしたらしい。 ご存知の方も多いと思う。投稿者が身の回りで見つけた奇妙なものを掲載しているだ。そのの、「詩人の血」と題するコーナーに、この詩は掲載されていた。 もともとは、読売新聞に掲載され

    ケータイ小説を笑うまえに。 - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2007/11/28
    「れ」懐かしい。自分もVOW読んで「文字だろ?何言ってん?」と思った。たとえばVOWには、人が一生懸命書いた看板を嗤う記事が載ってたりして胸が痛んださ……そういう文化圏には与したくない。
  • アイデンティティなんていらない。 - Something Orange

    アラブ人はばかだって? アラビア数字を発明したのは彼らだ。 一度、ローマ数字で 長々しい筆算の割り算をやってみるがいい。 カート・ヴォネガット『国のない男』 アイデンティティなんてご大層なもの別にいらないよ、という趣旨の記事を書こうと思ったんだけれど、どうも上手く行かない。 仕方がないから、書きたいことを順番に書き並べて行くことにしようと思う。まとまりを欠く記事になるかもしれないけれど、どうかご容赦ください。 アイデンティティがどうこうといっても、勿論、アカデミックなバックボーンがあるわけではない。ただぼくはこう思うようになった、というだけの話である。 アイデンティティという言葉が、学問的にどう定義されているのか、それすら詳しくは知らない。 とりあえず、はてなキーワードにはこのように記されている(ちなみに、「アイデンティティ」でGoogleとこの記述が一番上に出て来る)。 自我同一性、自己

    アイデンティティなんていらない。 - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2007/11/16
    構造主義と実存主義が混ざったような話だと読んだ。寺脇研の言葉を贈る:「「らしさ」なんていうのは「自分らしさ」だけです」
  •  その動画、「削除逃れ」に見えていませんか? - Something Orange

    「権利者を無視すれば、ニコニコに未来は無い」。 まきがいさんの最新記事。長いので引用しづらいのだが、ようするに、その主張は「著作権はともかく、権利者を無視するようではニコニコ動画に先は無い」というひと言に集約される。 ぼくもおおむね賛成する。しかし、この言い方だと意味がわからないひともいるだろう。著作権は無視して、権利者を無視しないとはどういうことなのか? つまり、こういうことなのである。 ここでいう「権利者」とは、ある画像、音楽、動画などの著作権を保有する個人あるいは団体のことだ。 ニコニコ動画にアップされる二次創作系の動画は、ほとんどがこの権利者の著作権を侵害している。 したがって、権利者が杓子定規に著作権適用を求めれば、現在、ニコニコで見れる動画のほとんどが視聴不可能になる。必然的にニコニコはその魅力を失い、現在の勢いを失うだろう。 そこで問題になるものが、「権利者削除」である。ニコ

     その動画、「削除逃れ」に見えていませんか? - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2007/09/15
    最近はタイトルを逆から書く動画を度々見かけるようになりました。
  •  『らき☆すた』ファンは思考停止しているのか? - Something Orange

    こなたさんが大変なことになっています。字幕付きのものもあるけれど、個人的には字幕は余計かな、という気がしますね。 それはともかく、id:Shsgsさんの『らき☆すた』批判がおもしろい。 複数の日付にわたって話が展開してるので、少々論旨を追いかけにくいところはあるのだが、とにかく『らき☆すた』を批判的に捉えていることは間違いない。 「論外の作品」、「程度の低い作品」、「評価しがたい作品」、「小学生あたりが日々の生活の中で述べる与太話の水準」などなど、「そこまでいうか」と思うような表現を並べて徹底的に批判している。 その意図は、7月4日の記事の、 少々感情的な物言いになるが、らき☆すたを掛け値なしに面白いといえる人は思考停止しているのではないか。 という表現に端的にあらわれている。『らき☆すた』ファンの皆さんは、どうか胸に手をあてて、自分が思考停止しているかどうか考えてみてもらいたい。 そして

     『らき☆すた』ファンは思考停止しているのか? - Something Orange
    yuuboku
    yuuboku 2007/08/07
    オタクは多様であり、多様なオタクたちによる相互作用こそに魅力がある、という話?
  • 1