リーガ・エスパニョーラ第35節のレアル・マドリー戦での黒星(1−2)、そしてチャンピオンズリーグ準決勝敗退と立て続けに起こった悪夢もまだ覚めやらぬ27日、バルセロナのジョゼップ・グアルディオラ監督が今シーズン限りで退任する意思を明らかにした。 バルセロナはこれを受け、「来季からチームを率いる新監督はクラブの哲学を内部から熟知する人物が適任」との理由から、グアルディオラ監督のもとで現在アシスタントコーチを務めるティト・ビラノバ氏の来季以降の監督就任を発表した。 グアルディオラ監督とビラノバ氏は1980年代後半、当時在籍していた“ラ・マシア”(バルセロナの下部組織)で出会った。しかし、選手として2人がたどった道は対照的で、グアルディオラ監督が中盤の司令塔としてトップチームで活躍する一方、ビラノバ氏はフィゲーラス、セルタ、マジョルカ、エルチェなど多数のクラブを渡り歩く不遇な人生を送ることにな