アメリカのIT企業「ヤフー」の再建を担うCEO=最高経営責任者が、大学で取得したと公表していたコンピューター・サイエンスの学位を実際には取得していなかったことが明らかになり、大株主が「経歴の詐称だ」として調査を求めています。 3日、ヤフーの株式の5.8%を保有する投資会社「サード・ポイント」が、ヤフーの取締役会に送った書簡の中で明らかにしたものです。 それによりますと、ヤフーのスコット・トンプソンCEOは、ストーンヒル大学でコンピューター・サイエンスと会計学の学位を取得したと公表していましたが、グーグルのサイトで大学の卒業名簿を検索したところ、コンピューター・サイエンスの学位については取得した事実がなかったということです。 この投資会社は、トンプソンCEOが経歴を詐称したのであればITの専門家としての信用が失われることになるとして、ヤフーの取締役会に対して独立した調査委員会を速やかに設け、