ハイブリッド車などのモーターや駆動用バッテリーに使われる「レアアース」は日本の先端技術商品にとって無くてはならない重要な材料として知られています。 2010年9月の漁船衝突事件の直後に中国が日本などへのレアアース供給を大幅に制限したことで価格が高騰し、一時は米国を含めて世界の市場が大混乱に巻き込まれました。 レアアース鉱床 (出展 ロイター) しかし、2年経った現在ではそんな状況も変わりつつあるようです。 と言うのも、レアアースを使わない安価なモーターやレアアースのリサイクル技術などが開発され始めたからです。 ハイブリッド車やエアコン用の高性能モーターに使う磁石は主原料の鉄に磁力を高める「ネオジム」や耐熱性を高める「ジスプロシウム」などを混ぜるのですが、当時はほぼ全てを安価な中国からの輸入に頼っていました。 そういう意味ではリスクマネジメントに問題が有ったとも言えますが、その後レアアースの