エンゲージメント・サーベイが流行しているため、コンサルさんたちが、クライアントさんたちの都合に合わせて、エンゲージメント・サーベイを多様に提供している(悪く言えば好き勝手に変えている)状況です。そこで、ワーク・エンゲージメントについて整理した上で、キャリア・アダプタビリティとの関係性を明らかにした先行研究について見ていきます。 ワーク・エンゲージメントSchaufeli et al.(2002)が開発したユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度(Utrecht Work Engagement. Scale:UWES)が主要なものと言えます。UWESは、①vigor(活力)、②absorption(熱意)、③dedication(没頭)、という三つの下位次元で測定する尺度です。日本語版は、Shimazu et al.(2008)に尺度が載っていますので、内容を知りたい方は以下をご参照ください